1970年~1973年 |
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基本は1965年から使われていたユニフォームである。
ただし70年にマイナーチェンジが行われている。
まずひとつは、この年から背中にネームが入るようになった。
背ネームは60年にシカゴ・ホワイトソックスが入れたのが最初といわれているが、日本球界では、大洋ホエールズ、西鉄ライオンズ、ヤクルトアトムズに続いて、阪神タイガースは4番目の採用だった。2001年にビジター用のユニフォームから背ネームを外したタイガースだが、その採用はわりと早いほうであった。
そして背中にネームがついたために、背番号がずいぶんと小さくなったのも、変わった部分である。実物を見た感じでは69年までのユニフォームと比較すると、10分の7くらい小さくなったような気がする。
さらにあともうひとつ、このユニフォームで大きく変わったのが、ビジター用についている虎の袖章である。69年まではちょっと稚拙な感じの図柄で、アップリケ・タイプの虎がついていたのだが、70年からはこれが刺繍となって、図柄もずいぶんと完成された形となる。
それから、もうひとつ変わったのが帽子マーク。ただしこちらは途中からの変更である。
70年から71年までは帽子マークのHTマークは以前と同じ白だったが、72年からHが黄色に、天ボタンが白、空気穴のくくりが黄色に変更されている。
江夏豊投手がオールスター戦で9連続三振を達成したのは71年。このときの帽子は白のTHマーク。村山実投手が引退した72年と、73年の江夏投手の延長11回ノーヒットノーランのときの帽子マークのHは黄色。
ま、そういう風に観察するコトも出来るワケであります。