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2010年代 2018年
綱島理友のユニフォーム物語
伝統の一戦
糸井嘉男
糸井嘉男
ウル虎の夏2018
(左)メッセンジャー(右)梅野隆太郎
(左)メッセンジャー
(右)梅野隆太郎

 2018年の企画ユニフォームは例年通り「伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES ~」と「ウル虎の夏」が踏襲された。

 「伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES ~」で阪神タイガースは復刻のようだが、実は新たなデザインという企画ユニフォームを採用している。

 ライトブルーをベースに、人気の「輝流ライン」が袖口とパンツのサイドについている、ビジター仕様のユニフォームなのだが、胸マークが「HANSHIN」ロゴではなく、ホーム用に使用される「Tigers」のロゴ。これは「輝流ライン」が使用されていた1975年から78年にかけての時代には、存在しなかったデザインだった。

 しかし「Tigers」ロゴであっても不自然な感じはなく、新たなデザインなのに復刻のように見える不思議な雰囲気のユニフォームとなった。

 一方、6回目の「ウル虎の夏」だが、こちらは雰囲気が大きく変わった。この年からビジター用ユニフォームが黒一色となって、黒のラグラン袖が廃止となっている。2016年から「ウル虎の夏」ユニフォームも黒のラグラン袖だったが、同じく廃止され、上着はイエローの濃淡で虎の縞模様を表現した模様がプリントされたセパレート・タイプとなった。

 2015年度以来採用されていたラケットラインも廃止。ラインは袖口とパンツサイドのみとなった。さらに胸番号と背番号には「ウル虎の夏」のイベントロゴから派生した炎が入っていた。

 帽子は本体がイエローで、黒のTHマークがついて、黒のヒサシにもユニフォームと同じような虎の縞模様があしらわれた。

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