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2010-現在 2022年
綱島理友のユニフォーム物語
ウル虎の夏2022
(左)青柳晃洋
                  (右)坂本誠志郎
(左)青柳晃洋
(右)坂本誠志郎
ウル虎の夏2022

 2022年の「ウル虎の夏」は、このイベントがスタートして10周年を迎えた。そのため歴代「ウル虎の夏」ユニフォームのデザインから要素をピックアップ。昇華プリントの印刷技術を駆使して、迷彩模様のようなコラージュにして、まるで抽象絵画のようなデザインに仕上げた。デザインの発表はキャンプイン前の1月26日。モデルとなった坂本誠志郎選手は「緑が入っているデザインは初めてで新鮮ですし、真ん中に縦縞が入っているところがタイガースらしく気に入っています。「ウル虎の夏」ではファンの皆さんと一体となって甲子園で暴れたいと思います」、青柳晃洋選手は「過去10年の歴代イエロー・ユニフォームをマッシュアップしたデザインと聞いているので、伝統もあって斬新だなと思います。昨年に続いて虎の顔が入っていて、虎の目がとても印象的です。「ウル虎の夏」は球場全体を阪神カラーに出来るところが魅力だと思うので、ファンも選手も一体となって勝てるように頑張りたいと思います」とコメントした。

伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES ~

伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES ~

 2022年の「伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES ~」は第1回優勝決定戦(通称「洲崎の決戦」)がテーマとなった。

 現在のNPBの前身である日本職業野球連盟が発足したのは1936年。はじめての公式戦は東京ジャイアンツがアメリカ遠征から帰国した7月から開始された。当初は各球場に全球団が集まりトーナメントで戦った。本格的なリーグ戦が開始されたのは9月。この年、最終的に勝ち点2.5で並んだのが大阪タイガースとジャイアンツだった。両チームは東京湾岸に急造された洲崎球場で12月9日から初の選手権試合を戦い、雌雄を決することになる。これが「洲崎の決戦」で、のちの阪神巨人伝統の一戦の嚆矢となる戦いだった。

 結果は1勝2敗でタイガースは破れたが、どの試合も接戦の激闘となった。

 22年のイベントでは球団創設1年目に採用されていたグレーのユニフォームを復刻した。金色の縁の付いた「OSAKA」の胸マーク。左袖に装着された虎の袖章も当時の形が再現されていた。

 復刻ユニフォームだが、現在の試合に対応するため一部手を入れた部分もあった。36年当時はグレーのユニフォームと合わせた帽子にマークはついてなかったが「O」のマークをあえて装着。当時なかったヘルメットは「O」のマークをつけた黒一色のものが使用された。

Family with Tigers

Family with Tigers

 新型コロナウイルス感染症の影響がまだまだ収まらなかった2022年。阪神タイガースと選手会は、「Family with Tigers Day」というイベントを開催した。日々、不安の中で過ごしている家族が、タイガースの試合をきっかけに笑顔あふれる毎日を送れるようにと企画された。イベント開催の試合では監督・コーチ・選手が青と黄色を使った特別ユニフォームを着用した。青は「平和」の象徴として設定。もともとタイガースのチームカラーの黄色は「幸せ」の象徴という意味あいで使用された。青い「Tigers」の胸マークは、見慣れていないせいか新鮮だった。

 6月、8月、9月に1試合ずつ開催され、終了後、ユニフォームや使用したベースに選手たちが直筆サインを入れてチャリティオークションに出品。収益は新型コロナウイルスの影響を受けた子育て世帯への生活支援や教育支援に寄付された。

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