中日ドラゴンズ
7.15(TUE)16(WED)17(THU)
阪神甲子園球場
首位独走の藤川阪神にさらなる追い風が吹いてきた。2位と今季最大9.5ゲーム差で貯金19。そんな快進撃のさなかに、虎の至宝が帰ってくる。髙橋遥人が昨年10月13日のCS第1ステージ・DeNA戦(甲子園)以来の一軍で先発。シーズンでは昨年9月23日・巨人戦(甲子園)以来、295日ぶり。「ファームの時も試合前は結構緊張するので、あしたもいつも通り緊張するのかな。きょうも若干緊張してきた」。登板前日のこの日は甲子園で投手指名練習に参加し、最終調整を終えた。ファームでは3試合に登板し計9回を無失点。直近の2日・ソフトバンク戦(筑後)では5回6安打無失点と好投した。常に「結果にこだわって」と話すように、復活のマウンドでもチームのために腕を振る。
2戦目は中7日で才木が先発。今季は開幕から火曜日の登板を続けてきたが右腕だが、初めて間隔が空いた。「問題ないです。いつも通り調整してきた」と強調した。この日はブルペン入りし「体の動きと感覚、ボールの感覚、変化球の感覚」を確かめながら腕を振った。
3戦目は大竹。「どんな状態でも試合をつくるのが仕事なので、状態の善し悪しにとらわれずに投げられたら」と語る頼もしい左腕が控える。
対する中日は4連勝中と勢いに乗る。中でも、主軸・細川は絶好調で7月は打率3割5分9厘、3本塁打、10打点と状態を上げてきた。今季阪神戦で打率3割9分5厘と打ちまくっている岡林も要警戒。阪神・中野につぐリーグ2位の打率3割1厘のリードオフマンに出塁させないこともキーポイントになりそうだ。
球団はこの日、前メッツ3Aのグラント・ハートウィグ投手を獲得したことを発表した。変則的なサイドスローから繰り出す150キロ超の剛球とスライダーが武器。今季は3Aでリリーフとして21登板し、2勝3敗、防御率3.42。メジャー通算32登板で5勝2敗、防御率5.14だった。12球団唯一チーム防御率1点台の投手陣にさらなるピースが加わった。かねて藤川監督が課題に挙げていたリリーフ右腕を補強。過酷な夏場を見据えながら、V奪還へ突き進む。
報知新聞社/直川 響