FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。
ミス続出と拙攻で巨人に大敗
雨天中止のほうがよかった…。そう思ったファンが多かったかもしれない。
先発・岩田が4回途中6失点。2番手・歳内は6回に4点を失い、3番手・榎田も8回、坂本にきょう2本目となるソロ本塁打を浴びた。打線は走者を出しながらも5併殺と拙攻続きで、巨人先発・田口にプロ初完投勝利を献上。得点は代打・新井良の一発による1点だけだった。
守備のミスも目立った。記録に残るエラーが3つ。そのすべてが失点に絡み、記録に残らないミスもあった。雨でグラウンドコンディションが悪かったとはいえ、それは相手も同じ。本拠地でこれだけミスをしては、野球の神様にそっぽを向かれても仕方ない。
「一番恥ずかしい試合やね。これではファンに何を言われても仕方ないし、そういう選手を送り出しているオレの責任。ホント、ファンに申し訳ない。今季一番、情けない試合だった」
金本監督は試合後、雨の中、観戦してくれたファンに「申し訳ない」と繰り返した。
5併殺については「それは結果。いい当たりもあったし、そこをどうこう言うつもりはない」と不問にした監督だが、攻守に精彩を欠いた江越を途中交代させるなど、厳しさも見せた。
江越は4回の守備で、村田の飛球をグラブに当てながら落球(記録はヒット)。さらに長野の中前打を本塁へ悪送球し(失策)、その裏の打席では見逃しの3球三振に倒れたのだ。
「ある程度は目をつぶっているけど、そこは競争だから。三番を打たせてるわけだからね。(若手の積極起用は)期待と我慢の繰り返し。そこできょうみたいなミスが出ると、脱落していきますよ」
“超変革”のスローガンの下、若手育成の方針を貫いてはいるが、ミスを見逃すわけにはいかない。厳しさもまた、変革には欠かせない要素だ。