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メッセンジャー好投で自身もチームも貯金1
先発・メッセンジャーが5月5日以来となる白星を手にした。これで5勝4敗。貯金が1つできた。7回1失点も、球数が122球と多くなっていたためリリーフを仰いだが、8回をドリス、9回を藤川が抑えて、チームの借金突入を阻止した。
「全球種でうまくカウントを取れたし、低めに決めることができた。全球種を思った所に投げられた」
ストレートは走っていたし、カーブ、フォークなどの変化球も有効だった。きのう2本のホームランを打たれた四番・メヒアに対しても、第1打席こそファウルで粘られ四球を与えたが、第2打席は初球で中飛に、第3打席は2球目で投ゴロに、しっかり打ち取った。
「彼は力のあるバッター。1人でダメージを与えられる打者だけど、きょうは彼にもほかのバッターにも、低めを中心に投げたい所に投げられたよ」
勝てない間は「マウンドでしっくりきていないことがあった」そうだが、きょうは思い通りのピッチングができたと言う。
メッセンジャーの好投を引き出したのは岡崎だ。開幕スタメンマスクをかぶりながら、原口の台頭に押されて、すっかり出番がなくなっていた。先発出場は5月1日のDeNA戦以来。ゲーム終盤にマスクをかぶることはあっても、打席に立つ機会はほとんどなかったからか、バットのほうはチャンスでことごとく凡退してしまったけれど、捕手としてはしっかり仕事をした。
「何とか少ない失点でと思っていました。(バッティングは)ちょっとひどかったですね。練習します」
試合後は満面の笑みとはいかなかったが、その表情には充実感が漂っていた。
岡崎の起用について、矢野作戦兼バッテリーコーチは「いろいろ考慮しながらね。メッセがよかったからだけど、太一はキャッチングもいいし、結果的にいいリズムを作ってくれた」と評価。今後については「分からない。原口の状態もあるから」としたが、併用の可能性も十分にある。