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千賀に手玉。サファテも打てず完封負け
執念のタクトも実らなかった。驚きの采配が見られたのは、0対1で迎えた7回の攻撃。とにかく点を取るしかない阪神ベンチは、きょう五番に入ったゴメスに代打を告げた。
第1、第2打席はいずれも空振り三振。水曜日のオリックス戦から7打席連続三振だったから無理もないが、チーム最多の本塁打数と打点を誇るバッターに代打とは、それだけ“重症”ということか。
「当たる気、しないでしょ。本人もパニクってるところがあると思うし」と金本監督。試合前練習では「自分の好きなようにやってみろ。頭をリフレッシュして、なぜああなるのかを考えて」とアドバイスを送ったが…。
「いくら手助けと言っても、最後は自分で考えて、迷路から抜け出すしかない。トリ(鳥谷)、(福留)孝介とゴメスの3人は代わりがいないから」
監督は試合に出ながら修正することを求めた。
打てなかったのはゴメスだけではない。ソフトバンク先発・千賀の前に、わずか2安打。うち1本はピッチャーのメッセンジャーだったのだから、手も足も出なかった、と言うしかない。
9回は守護神・サファテが登場。きのうはサヨナラで黒星を付けており、千賀に比べれば打ちやすいかもしれないと期待したが、鳥谷、代打・原口、西岡があっさり3者凡退。結局、完封負けを喫してしまった。
ただ、セ・リーグのどの球団もできなかったソフトバンク戦勝ち越しのチャンスが、阪神にはまだ残っている。明日は14年の日本シリーズで痛い目に遭い、昨年の交流戦でも6回1得点に抑えられた武田が先発予定だが、今度こそ攻略したい。