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広島Vの夜・・山田の3発に沈む

主砲の3発に沈められた阪神が、失策3を記録するなど攻守に精彩なく4連敗を喫した。
                
ヤクルト先発・杉浦に対する阪神は、再昇格した板山を7番レフトでスタメン起用する。初回 北條のヒット、大和・犠打で一死2塁として3番 高山が左中間へ適時二塁打を放ち、幸先良く先制する。

しかし、阪神先発・能見は立ち上がりに連打を食らった無死1・2塁から3番 山田にチェンジアップを捉えられてレフトへ 36号逆転3ランを浴びてしまう。

阪神も2回表 一死2・3塁、3回にも一死から高山が中越え三塁打を放ってチャンスを作るが、後続が返せない。逆に3回裏  能見ガマン再び山田にレフトへ2打席連続の37号ソロ本塁打を食らって、4対1と差を広げられる。 

能見は山田に2発浴びたが、ボール自体はさほど悪いとは感じなかった。高山と板山が飛球を譲り合ったり、坂本がファールフライを落球するなど味方の拙守にも足を引っ張られたところがあり、負担が増えて気の毒なマウンドだった。6回(102球)6安打6三振 2四球 4失点。「打たれたら(ボールが)イイも悪いもない」。能見篤史投手は、結果を重く受け止めている。

序盤のピンチを凌いだ杉浦は、5回(72球)を投げて5安打3三振 無四球 1失点であとをリリーフ陣に託す。6回から救援した久古が7回表先頭 鳥谷に死球を与えると阪神ベンチは代打攻勢に出るが、3人目の松岡に中谷・ゴメス・俊介が倒れる。

7回裏  阪神は久々一軍に帰ってきた岩田が4月27日以来の登板。山田にライトへこの日3本目のアーチとなる38号ソロ本塁打を浴びると、あとはゴメスらの拙守もあって鵜久森・西浦の適時打とこの回だけで4失点。8回にも1点を加えた東京ヤクルトが、9対1で圧勝した。ミス連発の阪神は、元気なく4連敗を喫している。



        敗戦の中で、福留孝介外野手が通算1500試合出場を果たした。「個人の事はいい。(凡退した好機に)打ってれば変わっていたのに・・・」。主砲としての責任感から、史上185人目の快挙も喜び半減の様子だった。また、2回表に内野安打を記録した鳥谷 敬内野手は通算1865安打として吉田義男氏を抜いて球団史上歴代単独2位に浮上。高山 俊外野手は2安打を加えて今季124安打。歴代球団新人単独3位となった。

この夜 東京ドームで広島が巨人を破り、25年ぶり7回目のセ・リーグ優勝を決めた。「(広島の選手は)みんな打ったし、走塁もうまかった。広島は(田中・菊池・丸・鈴木と)走れる選手がずっとレギュラーを張っていた」。古巣の勝因を分析する金本知憲監督は、自軍の覇気の無さが歯痒くて仕方がない。

「(今夜は阪神の)一番悪いところが出た。空気感を変えられないオレが一番悪い。(阪神に伝統的にある)勝負どころであっても消化試合みたいな空気でやってしまう。集中力を欠くと言うか?執念が無いと言うか?・・・選手が変わろうとしないとどうしようもない」。オフに吹き荒れるであろう超変革の嵐を予感させる台詞に思えた。