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岩貞の好投で、今季甲子園での巨人戦初勝利
シーズン最終盤になってようやく、甲子園で巨人に勝つことができた。
一番の立役者は先発・岩貞だろう。8回5安打1失点。7回一死から村田に一発を浴びたが、先頭打者を出した6、8回は併殺で切り抜けるなど、危なげない投球だった。もう1イニング行けそうだったが、「次までの登板間隔とか、いろいろ考えて継投にしました」と金本監督。9回はマテオが3者凡退できっちり締めた。
岩貞は初回から腕が振れていた。「最初は雨が降っていて、ちょっと心配だった」と言うが、「慎重ながらも、思い切って行けた」と、1、2回はいずれも3者凡退。監督も「序盤は安心して見ていられた」と振り返った。
きょうで規定投球回に到達した。本人は「よくないときもチャンスをもらって、何とか。自分で達成したという気持ちはない」と控えめに話したが、1年間、ローテーションを守った証だ。
シーズン序盤は打線の援護に恵まれない試合も多く、中盤はふがいない投球が続いた。きょうで8勝目というのは少ないくらいだが、監督は「初のローテ入りにしては、1年よくもってくれた」と評価。そして、「来年はローテの軸に?」という報道陣の質問に、「なってもらわないと困る」と即答した。
「今年の経験を来年にどう生かしていくのか。中盤、勝てなかったのは体力か、バランスか、メンタルか…自己分析することが来年につながる。それができない選手は続かない」
監督から岩貞への、期待を込めたメッセージだ。