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今季最初の伝統の一戦は雨に泣く
試合開始直前に強くなった雨足は、プレーボール直後に涙雨に変わってしまった。
先発・岩貞が初回に1死満塁のピンチを招くと2本の適時打を浴び3失点。「この前はカウントを作る前に打たれることが多かったので、カウントを作るよりもそのボールで打ち取るイメージで行けば初回は防ぐことが出来た」と悔やむ立ち上がりに先制を許すと、2回にも一発を許しリードを広げられてしまう。
早く追いつきたい打線は、毎回走者は出すが5回までに3併殺でチャンスを広げられず、巨人先発・マイコラスの前に1得点と劣勢の展開を強いられる。金本監督はマイコラスについて「ヒットもボチボチ出たけど、以前のようなアレルギーは無くなったかなと思うけど、チャンスであと一本がね」と話し、片岡打撃コーチも「開幕投手なので、いい投手に変わりないし。決してやられたというような内容ではなかったので」と勝負に行った結果であることを強調していた。
反撃の雰囲気が高まったのは3点を追う6回。上本、糸井の連打で無死1、3塁とすると4番・福留がレフト前へタイムリー。続く原口の放ったいい当たりは相手の好守に阻まれるが、1死1、3塁から相手のバッテリーミスで3走・糸井が生還し1点差に迫った。
6回までに10安打と兆しは見せ、前日サヨナラ勝ちを収めた再現としたかったが、終盤3イニングはHランプを灯すことが出来ず。昨季9勝15敗と大きく負け越した巨人戦は黒星スタートとなった。「一試合だけでどうこう判断しないけど、巨人とか甲子園とかより、まずは先発ですよ。試合作るのは」と金本監督が話す通り、開幕から先発が6回持たずに降板する試合が続いている。
明日の先発は今季初登板となる青柳。今日と同じく雨中の試合となる可能性は高いが、チケットはすでに前売りで完売。満員の阪神ファンの声援を味方につけ、雨雲と鬱憤を晴らしたい。