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一軍試合速報

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接戦を制し4連勝

広島先発の加藤は、前回登板で9回1死まで無安打無得点という快投を演じていた。そんなルーキーに対し打線はワンチャンスで3点の先制に成功した。

3回、1死から上本が安打で出塁し、糸井は四球。走者をためると福留の大きく弾んだ打球は内野安打となり満塁の大チャンス。依然、制球にバラつきのある広島先発の加藤に対し、原口がきっちり見極め、押し出し四球でまず1点。さらに続く鳥谷は、フォークにうまく合わせてライト線に運んで2者が生還。片岡打撃コーチは試合前に「フォーク投げるピッチャーに対してはゾーンを上げること。150km/h近いまっすぐを投げるピッチャーに対しては変化球を待って、まっすぐを打つのは難しい。速いまっすぐに合わせておいて、抜けてくる半速球をしっかり打つこと」と対策を説いていたが、体を残してフォークに反応した鳥谷の一打はまさにそれを体現したもの。実は原口も2ボールからの3球目、フォークを捉えてあわや本塁打という大ファールを放っていた。制球面に難のあるルーキーから8四球を選ぶだけでなく打つべく人が打ち、プロの洗礼を浴びせた。

序盤に援護を受けた先発・メッセンジャーは、毎回のように安打を浴びるも粘りのピッチングで7回1失点。初回には2盗を試みた広島・菊池を梅野が刺し、3回には自身の好フィールディングで併殺打を奪い、7回には三遊間への打球を鳥谷が好捕するなど随所で好プレーも光った。

僅差で迎えた終盤は高山が攻守で魅せる。

2点リードの8回、2死2塁からマテオが広島の1番・田中にレフト前へ適時打を打たれるが、一切無駄のない動きで打球を捌くと2塁ベース真上へ正確なワンバウンド送球。俊足・田中を刺した。その裏の打席では1死1、3塁からライト前へダメ押しとなるタイムリー。好送球について「めちゃくちゃ大きいですね。中村コーチが普段から口酸っぱくスローイング練習させてますから。練習の成果が出たことを喜んでほしい」と話した金本監督は、タイムリーについても「終盤のいい場面、勝負強くて頼もしいです」と嬉しそうに話した。

9回はドリスが一打同点のピンチは招いたが、最後は連続三振に仕留め試合終了。広島の連勝を10で止め、チームはこれで4連勝。先発が試合を作り、打線が応えるいい形が出来てきた。