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一軍試合速報

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投手陣の粘投に原口が勝負強さで応える

立ち上がりに低めの変化球を見極められ、苦しい立ち上がりとなった先発・能見は初回に1点の先制を許す。それでもその後のピンチは何とか凌ぎ追加点は与えない。香田投手コーチも「カープ打線に対して最小失点で抑えてくれた。粘り強く、難しい立ち上がりを1点で凌いだ。さすがはベテラン。5回1失点は十分な働きですね」と左腕を讃えていた。

打線は3回に無死満塁とすると糸井の内野ゴロの間に同点とするが、一気に逆転とはならず。5回にはインフルエンザにより登録抹消された藤浪に代わって、緊急昇格となった伊藤隼の安打からチャンスを作るがあと1本が出ない。

投げては2番手の桑原が2イニングを6人で抑え、広島打線を寄せ付けなかったが、糸原を1番、高山を2番に据えた新打線も7回までに10三振を喫していた。

延長戦の雰囲気も漂ってきた8回、プロ初の1番に抜擢された糸原のプレーが空気を変える。センター前に抜けそうな打球は広島のセカンド・菊池の好守に阻まれ、出塁はならなかったが1塁へ気迫のヘッドスライディング。アウト判定にたまらず金本監督はベンチを飛び出した。すると続く高山が安打を放ち、11人ぶりの走者を出す。高山の盗塁と福留の四球で場面は2死1、2塁。絶好の勝ち越し機で打席に立った原口は、フルカウントから広島先発・九里の138球目を捉え、レフト前に弾き返す。打球が三遊間を抜けるとスタートを切っていた高山は大歓声の中、2点目のホームに生還を果たした。「ああいう場面で勝負強くヒット打ってくれる、そこがいいところ」と金本監督も手放しで喜ぶ一打でリードを奪うと最後はドリスが2つの三振を奪い、3人でピシャリ。昨季の優勝チーム、今季も首位に立つ広島を相手に勝ち越しを決め「昨日負けてしまったので、今日は切り替えて勝ち越そうとやってました」とヒーローの原口は胸を張った。