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一軍試合速報

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能見が好投し、原口、高山が大仕事

試合開始30分で3回が終わる。

能見とバルデス、両先発左腕の投げ合いにより試合は非常に早いペースで進んでいた。

両チーム無得点で迎えた5回、2死走者無しから原口がレフトスタンドにチーム初安打となる本塁打を放つ。「前の打席ではバットの起動がヘッドが返ってしまっていたので、次の打席では修正して入れました。いい打球が飛んでくれました」という一打で均衡を破り、1500投球回を達成した能見に援護点をプレゼントした。

能見は6回まで四球を1つも与えず2安打無失点。抜群の投球内容で2塁すら踏ませていなかった。

しかし、7回に初めて連打を浴び、さらにワイルドピッチで走者がそれぞれ進塁する。無死2、3塁で打席にはここまで2打数2安打だったビシエドが入る。絶体絶命のピンチで、フルカウントからインコースへのストレートが決まり見逃し三振。得意のクロスファイアで1死を奪った。この後、1点は失ったが、続くピンチは桑原が凌ぎ、勝ち越しは許さない。

イニングをまたいだ桑原が8回に1死1塁とし左打者が続く場面を迎えると、左腕・高橋がマウンドへ。2死2塁とし右打者が続く打順になると今度はマテオを投入。勝ちパターンのリリーフ陣を次々を送り出す継投で、決定打を与えなかった。

その裏、ベンチの采配に打線が応える。

1死から前の打席で本塁打を放っている原口が四球で歩く。続く梅野が送りバントを成功させ、代走・荒木は2塁へ。勝ち越しのチャンスを作ると、直前の守備から試合に出場していた高山が甘く入った初球を逃さない。打球はセンターオーバーの適時2塁打となり勝ち越しに成功した。この回の攻撃では1人でも走者が出れば9番に打順がまわる。5番の中谷を下げて誰を出すか。金本監督の頭には左腕のバルデスに対し、右打ちの江越の名前が浮かんだが矢野作戦兼バッテリーコーチが左対左は承知の上で、高山を推す。そしてこの起用が的中。ベンチ内のやり取りを明かした金本監督は「矢野コーチのファインプレーですよ」と讃えていた。

リードを奪うと、最後は守護神・ドリスが1死1、3塁のピンチは招いたが後続を断ち、16セーブ目。これで今月は10勝2敗。貯金の量産体制と共に首位固めに入った。