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終盤の粘り及ばず、惜しくも競り負け
プロ初勝利を目指す先発・小野が2回に先頭打者への死球から3失点。追いかける打線は3回、先頭の梅野がチーム初安打となる2塁打で出塁すると、小野が送って1死3塁。反撃のチャンスを作った。しかし、高山の打球はセカンドへのハーフライナーで、上本はアウトローに決める151km/hのストレートに手が出ず見逃し三振。序盤はDeNAにペースを握られた。
5回にも1点を失った小野はこの回限りでマウンドを降りた。金本監督は「立ち上がりは良いように見えたけど、デッドボールから投げにくさが見えたような気がする。何かきっかけがあれば勝ちのリズムをつかめる、そういうピッチャーだと思う」と話しており、8月以降での連勝街道に期待したい。
打線はDeNAの先発・ウィーランドに苦戦。威力あるストレートだけでなく片岡打撃コーチが「あのカーブがいいところに決まった」と話す変化球とのコンビネーションに苦しめられた。
それでも5回に鳥谷の3塁打と大和の内野ゴロで1点を返すと、7回に大きなチャンスをつかむ。ロジャースがレフトフェンス直撃の2塁打で出塁し、1死後、鳥谷が四球。さらにファールで粘った大和がレフト前に落とし、全ての塁が埋まる。同点の走者を出し代打・西岡の併殺崩れの間にロジャースが生還、さらに代打・中谷がライト前に適時打を放ち1点差に迫る。
8回に2点を失うが、その裏、ロジャースが本塁打を放つ。「とにかくランナーに出ることが1番大事だと思ってました。積極的に行こうという気持ちで打席に入りました」
この一打で流れを引き寄せると、2点を追う9回、大和の安打から1死1、3塁とし坂本の適時打で1点差に迫る。尚も同点の走者を3塁に、逆転の走者を1塁に置いたがあと一歩及ばず。
今季主催試合47試合目で入場者数が200万人を突破した。これは、実数発表後は2007年の46試合目に次ぐスピード記録。このDeNA3連戦もチケットは全て前売りで完売しており、スタンドは黄色く染まった。大きな声援に応えるべく最後に粘りは見せたが、惜しくも逆転勝ちはならなかった。