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6回以降のパーフェクトリリーフで連続完封
初回に福留の本塁打で先制し、2回にも中谷の2塁打からチャンスを作り追加点を挙げる。理想的な展開で試合が進むかと思われたが3回、2死からヤクルトの1番・坂口に四球を与えたところで先発・秋山にアクシデントが発生。右太ももの張りを訴え、ベンチ裏に下がる。軽傷であることを祈るばかりだが、大事をとって降板となった。
この場面で急遽リリーフとなった松田は「自分の出来ることをしっかりやろうと思ってマウンドに上がりました。何をするかしっかり整理して行きました」とマウンドへ。ブルペンで投げたのは10球足らずだったが、2回1/3を無失点に抑え、相手に流れを渡さない。すると打線がこの力投に応える。5回、1死から上本の2塁打と福留の四球で走者をためると、ロジャースがライトオーバーの2塁打を放つ。この当たりで上本に続いてフルカウントでスタートを切っていた福留も生還。欲しかった追加点を奪いヤクルトを突き放した。
リードして後半を迎えれば、もうこちらのペース。前日、メッセンジャーの完封によりリフレッシュしたリリーフ陣がヤクルト打線に反撃機会を与えない。
6回は桑原が足と一発のあるヤクルト上位打線を三者凡退。「点を取った後で中軸だったので、あそこを凌いでほしいという思いで桑原に行ってもらいました」香田投手コーチが全幅の信頼を寄せるリリーフエースが大事なイニングをピシャリと抑えると、7回は藤川が圧巻の三者連続空振り三振に仕留める。8回も高橋が代打攻勢を封じ込め、最後もドリスが2者連続三振で締めくくり逃げ切りに成功。リリーフ陣は6回以降、1人の走者も許さないパーフェクトリレーを完成させ2試合連続で完封勝利となった。
試合後の金本監督は「3つ取るんだという気持ちを強く出して行きたい」とスイープを誓っていた。
