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記念のアーチで決着

なかなか得点が入らない我慢合戦の末、延長でベテランが放った記念のアーチが決勝点となった。

横浜DeNA先発・井納に対する阪神は、3試合振りに3番 福留を起用する。初回 俊介のヒットと福留・四球で一死1・2塁の先制機を作るが4番ロジャースは遊ゴロ併殺打に倒れる。3回裏二死1塁では2番 田中浩の右中間ライナーをライト福留がダイビングで捕る超美技にも助けられて、阪神先発・能見は序盤を散発2安打無失点で滑り出した。

先取点は横浜DeNAに入る。4回裏  先頭3番 筒香に低め直球をバックスクリーン左へ放り込まれる17 号ソロ本塁打を浴びて1点を失う。その後も2度の二死1・3塁というピンチがあった能見だが、何とか粘って6回(74球)を8安打 7三振 無四球 1失点で投げ終えた。能見篤史投手は、「いつも通り低めに集める事を意識して、野手の好守に助けてもらいながら、なんとか6回を粘り強く投げることが出来た」と話している。

井納の前に6回途中まで0点に抑えられた阪神は、田中健〜エスコバーとDeNAリリーフ陣にも苦しめられ、ビハインドのまま8回表を迎える。この回 先頭・西岡が横浜DeNA4人目パットンから右へ二塁打を放ちお膳立てすると3番 福留の投手強襲安打が一二塁間を転がる間に走者・西岡が同点のホームを踏んだ。

阪神も7回から継投に入って岩崎が1イニングを抑える。8回裏は3人目・高橋が、先頭3番 筒香に内野安打を許すとベンチは桑原にスイッチ。桑原は5番 宮崎に左二塁打を浴びて一死2・3塁の大ピンチを招いたが、後続を何とか退けた。9回はDeNAが山崎康、阪神はマテオが抑えて、試合は延長戦に入る。

DeNA砂田が登板した10回表一死  阪神は3番 福留がボール1からの2球目を叩きレフトポール際へNPB通算250号となる勝ち越し 12号ソロ本塁打を放り込む。待望のリードを最後はドリスで守り切った阪神が2対1で横浜DeNAに競り勝った。

キャプテンの攻守に渡る活躍で試合を決めた阪神だが、前主将の鳥谷も2回表に内野安打を放って13年連続シーズン100安打を達成している。

「(本塁打は)芯に当たってくれたんで良かった。何とか届いてくれと(思っていたが)よく伸びてくれた。(日本通算250号は)あまりピンと来ない。何本打ったか?数えている訳じゃないので・・」。ヒーローインタビューは勿論、福留孝介外野手。「(同点打は西岡)ツヨシが二塁打で出てくれたので、最低でもサードまで進めようと思って。良いところに転がってくれた。能見が頑張っていたので、最低でも負けは消してあげたいと思っていた。(スーパーキャッチは)上手く捕れました」と話して、いつも通りの受け答えだった。

「ああいうところで打ってくれるのが、福留。(250本塁打について)コウスケはもっと打ってるようなイメージだけどね。(守備のスーパープレーは)完全に抜けて1点取られたと思った」。金本知憲監督も終始ご機嫌に振り返る。「(能見はここ数試合悪かったけど、今日は)ストレートが伸びていた。(一発を浴びたが)あの高さを打たれたら、筒香を褒めるしかない」。手応えいっぱいの勝利に表情も穏やかだった。