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苦かったプロ初先発

ローテーションの谷間に序盤から継投で凌ごうとした阪神だが、横浜DeNAの猛打に屈し大敗を喫した。

横浜DeNA先発・ルーキー左腕・濱口に対して阪神は前夜のヒーロー福留を休ませ、3番 大山を起用するなど右打者中心の打線で臨む。2回表 中谷・四球と鳥谷の右前安打で無死1・3塁のチャンスを作り、7番 大和がきっちり中犠飛を打ち上げ、阪神が先取点を奪う。先制犠飛の大和(前田大和)内野手は、「打ったのはストレート。先制のチャンスの打席でしたし、外野フライでも1点という気持ちで打つことが出来た」と振り返った。

阪神は、松田が6年目にしてプロ初先発。初回はゼロに抑えた松田だが、リードを貰った直後の2回裏 戸柱の右二塁打などで一死1・2塁となって、9番 倉本に右へ逆転の2点適時二塁打を浴びた後、1番 桑原にも左中間適時二塁打を打たれて計3点を失った。松田は僅か2イニング(50球)で降板。4安打1三振2四死球 3失点とほろ苦い先発デビューとなった。松田遼馬投手は、「先制してもらった後に逆転を許してしまい、長いイニングを投げることが出来ずに中継ぎの方やチームに迷惑をかけてしまった」と唇を噛んでいる。

阪神は4回表二死1・3塁の反撃機に代打・北條を送るが、濱口のチェンジアップに空振り三振に終わる。その裏 3人目・岩崎が一死から桑原・中越え三塁打の後 2番 柴田に左前適時安打を許して失点後、3番 筒香に外角真っ直ぐを豪快にレフトスタンドへ叩き込まれる 18号2ランを浴びて、勝負あり。筒香は6回にも阪神4人目・メンデスからセンターへ2打席連続の19号2点本塁打を運び、試合を決定づけている。

横浜DeNA 濱口は、右肩故障からの復帰登板を6回(102球)5安打 8三振1 四死球 1失点と見事な投球で終える。阪神は9回表 4人目・三嶋を攻めて一死満塁から代打・西岡の適時内野安打で1点を返すのが精一杯だった。結局、同一カード3連勝はならず、8対2で横浜DeNAに大敗。相手の主砲に本塁打を連発されては、なす術もなかった。DeNA 濱口は7勝。プロ6年目の初先発・松田は今季2敗目を喫している。

9安打で2得点の阪神だが、7番 大和が2安打、8番 梅野は3安打と下位打線が元気なところを見せた。この時期の1敗は確かに痛いのは痛いが、少なくとも次に引きずるような負け方ではなかったと言えそうだ。

「(2回裏  倉本の逆転打は、打球が証明に入ってライト中谷が見失って)アンラッキーだった。(その後 筒香の本塁打など)ああいう展開になってしまったら仕方がない」。金本知憲監督は、先発・松田に敢えて苦言を呈する事はなかった。

横浜DeNA・濱口に関しては、「もっと速い真っ直ぐをしっかり打っていかないとああいう投手は打てない」と攻撃陣に奮起を促す。それでも、眼下の敵にロードゲームで勝ち越したからか?指揮官は淡々としたもの。15日からの広島3連戦に向けては、「切り替えて、しっかりやります!」と短く答えて横浜スタジアムを後にして行った。