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投手陣は粘投も待たれる打線の奮起
低めへのコントロールが生命線で、今季143回1/3を投げて与えた四球はわずか13個。大躍進を遂げた先発・秋山だが序盤、微妙な制球が定まらない。
プレーボール直後に投じた第1球は梅野の構えより甘く入り、センターへの大飛球。2死からは失投をスタンドまで運ばれ先制を許す。2回にも先頭から3連打を浴びて2点目を失った。巨人戦の防御率は1.35と安定感抜群だったがらしくない立ち上がり。そんな苦しむ秋山をルーキーが救う。無死1、3塁から巨人・小林の放ったファースト後方へのファールフライを大山が後ろにダイブしてスーパーキャッチ。ファインプレーで1死を奪った秋山は、後続を連続でショートゴロに打ち取り大ピンチを最少失点で切り抜けた。
秋山は3回から6回までは無失点投球。金本監督は序盤のコントロールミスを反省点に挙げつつも「後は緩急つけてまずまずのピッチングだった。今日はカーブをいつもより多く放ったり梅野も工夫したのかな」とバッテリーには及第点。巨人打線を封じ味方の反撃を待つ。しかし打線は、150km/h超えの威力あるストレートをコーナーに決められ、キレ味鋭いスライダーの出し入れで翻弄する相手先発・菅野に苦戦する。初回と2回は三者凡退、3回に大和が、4回に上本が安打を放ち、先頭打者を出塁させるが得点には結びつかない。
終盤は高橋、藤川がそれぞれ1イニングを危なげなく無失点で抑え、9回は石崎が1死満塁のピンチは招いたがホームゲッツーで切り抜ける。
3回以降、追加点を与えず反撃機会をうかがったが打線は沈黙。片岡打撃コーチは「結果的に2安打ですからね。切り替えてやるしかない。少ないチャンスで何とかしないといけないピッチャーだけどチャンスも作れなかった。切り替えてやるしかない」と唇を噛んだ。
2位確保、甲子園でのCS開催へ向けて明日は能見がマツダスタジアムで腕を振る。