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3年前と瓜二つ。日本Sへ吉兆の白星
初球が147km/hで、2球目が149km/h。気合いを感じさせるメッセンジャーの立ち上がりだった。
その後もメッセンジャーの好投は続きDeNAのスコアボードに0を並べる。5回に先頭の梶谷に安打を許し、初めて無死の走者を出すがここでもバッテリーは動じない。次打者の嶺井をフルカウントから空振り三振、さらにスタートを切っていた梶谷を梅野が刺し、三振ゲッツー。山場のイニングを乗り越えると6回も三者凡退に抑えた。球数が100球を超え、ここで降板となったが中3日での登板は文句なしの好投だった。
その裏、メッセンジャーの心意気に打線が応える。先頭の糸井が1、2塁間を破り出塁すると、福留がバックスクリーン右に先制の2点本塁打を叩き込む。
「やっぱり中心選手がしっかり仕事してくれると点が入るし、勝てますね。」と金本監督。4番でキャプテン、頼れる主砲の一振りで先制に成功すると終盤は鉄壁リリーフ陣の出番だ。
7回をマテオが2つの三振を奪って3人でピシャリと抑え、8回は桑原が走者を2人背負うも得点は許さない。9回はセリーグセーブ王のドリスがDeNAの上位打線を3人で打ち取り逃げ切りに成功。
守護神の投球に金本監督は「スピードもあってコントロールも良くて、今日見て安心しました」完封勝利後、マスクをかぶった梅野は「まず頭を取れてホッとしてます」
2死から相手の主砲・筒香を見逃し三振に仕留めると、甲子園には黄色いジェット風船が舞った。
先発・メッセンジャーが好投して試合を作り、6回に福留の放った本塁打が決勝点となり完封勝ち。これは日本シリーズに出場した2014年のCSファーストステージ初戦と全く同じ展開だ。当時のCSはファーストステージが1勝1分、ファイナルステージは4連勝とポストシーズンを負けなしで勝ち上がった。3年目と瓜二つの内容で白星発進、これは連勝街道の始まりに違いない。