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執念の同点策実らず。接戦を落とす
チケットは前売りで完売。本拠地開幕戦となる京セラドームには3万5000人を超える観衆が訪れた。
初回に先制は許すがその直後、黄色く染まったスタンドの歓声に糸井がバットで応えた。1死1塁からスライダーにやや体勢を崩されながらも打球をライトスタンドまで運ぶ。技ありの2点本塁打で逆転に成功した。
援護点をもらった先発・藤浪は150km/h台中盤のストレートを連発し2〜4回まで中日打線をテンポ良く片付ける。しかし5回、先頭打者の内野安打からリズムを崩し満塁とすると、押し出し四球で同点を許してしまう。勝利投手目前でマウンドを降り金本監督は「もったいないよね。(初回の失点につながった)1塁送球にしても。1年を見据えたら我慢したいところだけど、どこまでチャンスを与えるかは微妙。投内連携出来ないのは痛い。でも投げてくれないと困る。それが大前提ですよ」と期待しているからこその歯がゆい思いを口にした。
続く2死満塁のピンチはリリーフした石崎が踏ん張り、6回にも藤川が2死満塁とするが勝ち越し点は与えない。
するとその裏、打線は上本、糸井の連打で無死2、3塁と絶好の勝ち越し機を作る。しかし惜しくもあと1本は生まれない。
8回には2イニング目に入った岩崎が打ち取った当たりが2本続けて野手の間に落ちる不運に見舞われ勝ち越し点を献上してしまう。
それでも1点を追う9回には先頭の大山がレフト線へ2塁打を放ちチャンスメイク。中日の守護神・田島から一打同点の場面を作ると糸原が送りバントを成功させ、同点の走者を3塁に進める。ここで代走に俊足の植田を送り、打席には梅野。セーフティスクイズを敢行したが決めることが出来ず。作戦面に関わるため多くは語らなかったが片岡ヘッド兼打撃コーチは「1番バントのうまい選手なので」地の利を生かし後攻で戦える延長戦も見据えての攻めで、まずは同点を狙ったがわずかに届かず。本拠地開幕戦は黒星スタートとなってしまった。