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秋山好投も待たれる打線の奮起
先発の秋山は7回を4安打2失点。役割をきっちりと果たした。
援護したい打線は序盤こそ無安打に抑えられていたが、2回り目から対応し始める。
4回2死から福留がレフト前に安打を放つと相手の失策もあり2塁へ進む。得点圏に走者を置き、糸原の痛烈な打球がマウンド上のヤクルト・石川のグラブを弾く。投手強襲安打でチャンスを拡大し、大山の四球で満塁とする。
6回にも先頭・糸井の四球と福留の2塁打で1死2、3塁。8回にも代打・鳥谷の四球と糸井の安打で塁上を賑わせた。
得点圏までは何度も進むがホームが遠い。球種の豊富な技巧派左腕・石川に対し快音の聞かれなかったロサリオは「そういう選手もいる中で対応していかないといけない」
終盤は雨にも足元をすくわれた。8回、秋山の後を受けマウンドに上がった藤川は先頭打者を歩かせてしまうが次打者のバントは球威が勝り、ピッチャー正面の小フライ。両手を広げた藤川は落下点一歩手前で足を止め、バウンドさせてから捕球し1塁へ送球する。この時、一走は1、2塁間のかなり1塁寄りで止まっておりタイミング的には完全に併殺コース、フィールディングの良い藤川の頭脳プレーが決まったかに思われた。しかし雨でぬかるんだグラウンドで足を滑らせ悪送球となってしまう。2死走者無しのはずが無死2、3塁のピンチとなりここから点差を広げられてしまった。
移籍後初スタメンとなった山崎は「打撃の方でチームに貢献出来ず申し訳ないのがまず第1。ピッチャーが打ち取った打球をアウトにするっていうのは当たり前のことなので、もちろん続けていきたいし打つ方でも打っていけるようにしっかりやります」タテジマでの初安打はお預けとなったが次戦以降に気合いを入れ直す。
試合序盤から降り続く雨も明日の午前中にはあがる見込み。スカッとした白星で甲子園6連戦を締めくくりたい。