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逆転勝利でAクラスに返り咲き
今シーズン最多の4万6569人が詰めかけた甲子園で、相手の好左腕に苦しみながらもメッセンジャー、上本の活躍で痺れるような逆転勝利。DeNAをかわして3位に浮上した。
2週連続スライド登板という難しい調整で上がった先発マウンド、メッセンジャーは初回に先制を許したが球の勢い、強さはいつも通りのものだった。
2回と3回は三者凡退。4回に背負った無死2、3塁のピンチでは昨季の首位打者・宮崎を外角高めいっぱいのストレートで見逃し三振に仕留め、まず1死を奪う。次打者・梶谷のセカンドゴロで3走・筒香がホームに突入するが、上本が軽やかな身のこなしで打球をさばきホームタッチアウト。DeNA・嶺井を申告敬遠で歩かせ、2死満塁で打席に相手先発の東を迎えると、2ボールとカウントを悪くしながらストレートを3球続け空振り三振。力の込もったピッチングで追加点を与えない。
エースの気迫に打線が応えたのは5回だ。先頭の糸原がセンター前に運んで出塁すると、2死後メッセンジャーも鋭い打球をセンターに弾き返す。走者をためて打順はトップに返り、上本が打席へ。初球を振り抜くと打球はDeNAのセンター・乙坂の頭上を越え、糸原に続いてメッセンジャーも悠々生還。一気に試合をひっくり返した。
援護点をもらったメッセンジャーは6回の2死2塁も力でねじ伏せピンチを凌ぎ、7回は三者凡退。115球で7回を1失点に抑える好投で早くも今季5勝目をマークした。試合を作ったエースの好投を金本監督は「安定して勝負所でのボールの力、カウント球との使い分け。ピッチングをよく知ってる」と大絶賛。
打線もその裏に糸原、俊介の連打から1死満塁とし、再び上本に打順が回るとレフト前に落とす2点適時打を放ち勝負あり。
リードを3点に広げると8回を桑原、9回をドリスとつないで逃げ切りに成功した。広島戦からの3連勝に金本監督は「良い勝ち方が出来てるので自信にしてほしい」明日のチケットも今日と同じく前売りで完売。満員の甲子園でファンの声援を背に、連勝街道を突き進む。