FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。
痛い逆転負けで7連戦は黒星スタート
7連戦初戦は大きなアクシデントに見舞われた。
先発・メッセンジャーが初回にスリーランを被弾し先制を許す。3回に糸井の適時打で1点を返すが、ピリッとしないメッセンジャーは4回にソロアーチで追加点を奪われてしまう。さらに1死1、3塁からバントの構えを見せる中日の8番・松井雅に頭部死球を当ててしまい危険球退場。4回途中4失点、65球でマウンドを降りた。らしくないエースの姿に金本監督は「キレもないし変化球も浮いている。何とか調整してほしい。夏場の疲れもあるんじゃないかな」
2番手の岩崎が1死満塁の厳しい場面を切り抜けると、打線はその裏に大山の本塁打などで3点を挙げ同点とする。
緊急登板となった4回のピンチは凌いだ岩崎だったがイニングを跨いだ5回に1点を失ってしまう。「次の回に点を取られたら意味ないです」と表情は晴れなかった。
その裏、打線は糸原の押し出し四球で同点とし、6回に先頭の福留がバットを折りながらも全力疾走で内野安打をもぎ取る。しかしこの時、右ももの張りを感じ途中交代。病院には行っておらず軽傷のようだが状態が心配される。
ローテーションの柱を担う先発投手と9月の打率が.481と絶好調だった主軸を欠く非常事態、それでも7回、先頭の大山がレフトスタンドに勝ち越しの本塁打を放ち、3点ビハインドから始まった試合をついにひっくり返す。
投げては後半のマウンドには桑原、能見、藤川と続々と勝ちパターンのリリーフ陣が上がり、中日打線を完璧に封じ込む。最後はドリスが節目の30セーブで締めくくるはずだったが勝利まであと1人というところで痛恨の2点適時打を浴びてしまう。
1点を追う9回の攻撃は4番から。糸井、陽川と一発の期待出来る打者が続いたが共にファールフライに倒れツーアウト。今日2本塁打を放っている大山の打球はレフトに高く舞い上がるが、柵越えまではもうひと伸び足りず。痛い逆転負けに金本監督は「連戦の初戦、絶対に取りたいところだったけどこういう形でやられてしまってしょうがない。切り替えてまた明日、やっていきたい」と明日の必勝を誓っていた。