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冷たい雨が身に染みる悔しい敗戦
甲子園が肌寒く感じられたのは雨のせいだけではなかったかもしれない。
先発・小野はヤクルトの4番・バレンティンに適時打を浴び先制を許す。それでも続く1死1、2塁は併殺打で切り抜け、無死満塁とした2回も後続を断ち得点を許さない。3回も4回も得点圏に走者を背負うが適時打は許さず、5回は捕手・坂本の好送球にも助けれ無失点。粘りの投球で試合を作った。しかし9月に好調だった打線はヤクルト先発・原の前に沈黙。5回にナバーロが投手強襲の内野安打を放つまで1人の走者も出せない攻撃が続いた。
試合開始直後から降り続いていた雨が強くなった6回には、テンポ良く2死を奪った小野が原に適時打を許すなどつかまってしまう。香田投手コーチは「ブルペンでもすごく良かったけど、制球力が課題ですね。前回も突如というのがあったし粘りながらでしたけど安定感というところで責任感というものが表に出てきてほしいと思いますね」と若き右腕の奮起を促していた。
2点目を失いなおも2死満塁。相手先発・原の出来を考えればもうこれ以上の失点は許されない。ビハインドを背負っている状況だったがベンチは能見を投入。僅差を維持し終盤のワンチャンスでの逆転につなげたいところだったが、手痛い2点適時打を浴び追う点差は4点に。
8回2死から代打・鳥谷が綺麗な流し打ちで三遊間を破るが、代打の切り札・原口は追い込まれてから低めの変化球にバットが止まらず。望月、伊藤和のリリーフ陣は好投したもののホームの前に2塁が遠い。
4回の守備で負傷交代した北條は、左肩亜脱臼のような症状が見られるが今日のところは病院に行っておらず、明日以降は様子を見るとのこと。軽傷であることを願うばかりだ。
雨の中、ファンは最後まで声援を送ってくれたが悔しい敗戦。それでもチーム初安打を放ったナバーロは「今日はチームとして結果は出なかったけど積極的にいった。原投手にいいピッチングをされた。チームにとってあまり良くなかったけどやっていくだけ」と前を向く。残り23試合、立ち止まっているヒマはない。