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看板の投手力で開幕連勝!
先発左腕の1安打投球と盤石なリレーで阪神が、初回に挙げた虎の子の1点を際どく守り切った。
阪神が開幕戦と同じ打線(投手を除く)を組んだのに対してヤクルトは、スタメン5番に2年目・期待の塩見を起用して臨む。阪神は初回ヤクルト先発・石川の変化球を3番 糸井が右翼ポール際に1号ソロ本塁打を放ち先制した。いきなり失点の石川だったが、この後はベテランらしく緩急自在な投球で猛虎打線を翻弄する。走者を背負いながらも要所を締めて5回(83球)まで投げ、3安打8三振1四球1失点と上々の内容だった。
一方、阪神先発も左腕の岩貞。立ち上がりから気迫のこもった投球でツバメ打線に挑む。3回表には突如制球を乱して3者連続四球で1死満塁のピンチを招くが、バレンティン・塩見を退けて窮地を脱出した。しかし、中盤以降は1人の走者も許さない投球で7回途中まで相手打線をゼロに封じる。岩貞は6回1/3(112球)を投げて1安打6三振4四球 無失点の好投だった。
今季初勝利となった岩貞が、反省も込めて振り返る。「ずっとオフから真っ直ぐにこだわって来たのが出せたと思う。良い準備が出来た。(3回表1死満塁は)自分が招いたピンチ。どうにかなるかな、と思って開き直った。四球は次への課題。何でそうなったのか、よく分からないのでこれからフォームのビデオとかを観ながら修正して行きたい」。
阪神は、7回1死から桑原を送って逃げ切りを図る。8回はジョンソン。最後はドリスが完璧に締めた。開幕戦に続く各投手の踏ん張りで、ヤクルトの強力打線を沈黙させた功績は途轍もなく大きい。
勝った阪神だが、2回以降 走者は出すが決定打を欠いて追加点を奪う事が出来なかった。
連日の1点差勝利に矢野監督も「しんどいですね!」と思わず苦笑い。それでも、「みんなが(オレの信頼に応え)実行してくれている。リュウ(梅野)がホントに投手を引っ張りリード出来てるのが大いに関係してる。バッテリーで乗り切ったと思う。先発に勝利がついて、中継ぎにホールド。抑えにセーブがつくのが理想。でも、2つ勝ったからこそ、明日が大事!」と話して、西の移籍後初先発が予定される3戦目に打線の奮起を促していた。