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甲子園初戦は終盤の猛攻で大逆転勝利
今季の甲子園初戦は2回、2死から打線がつながった。鳥谷が技ありの一打で三遊間を破り出塁すると続く中谷は初球攻撃。痛烈な打球をレフト前に運んだ。1、2塁と走者がたまったところで梅野がライト線へ2点適時3塁打。相手先発のルーキー・上茶谷に先制パンチを浴びせた。
その後、DeNAにリードを許す展開となったが待望の反撃は5点を追う7回だ。まずは先頭の代打・近本がきれいなセンター返しの安打を放つ。1死後、スタートを切ると相手の悪送球も重なり近本は一気に3塁へ。糸原が四球で歩くと糸井がライト前へ適時打を放ちまず1点。さらに1死1、3塁から相手のワイルドピッチでも加点し、なおも走者が2人いる場面で福留がライト前に適時打を放ち2走・糸井をホームに迎え入れる。ラッキーセブンに3得点を挙げ、2点差まで追い上げた。
8回にはすでに2安打を放っていた梅野がレフトスタンドに叩き込む。「思いっきり行くだけだったんで、それが良い結果になって良かったです」守備でも盗塁を2つ刺した頼れる女房役の今季1号で1点差。流れをつかむともう止まらない。2死満塁から福留の放った右中間への打球が相手の失策を誘うと、ボールが外野の芝生を転がる間に走者が全員生還。4万6千人を超える大観衆の声援にも後押しされついに逆転に成功した。ナバーロにも適時打が飛び出すとトドメは梅野だ。第1打席から順に3塁打、安打、内野ゴロ、本塁打と当たっていた選手会長が右中間を破る2塁打を放ち、サイクル安打を達成！
9回はドリスがDeNAの上位打線をピシャリと3人で抑え、甲子園にジェット風船が乱れ飛んだ。15安打で12得点、最大5点差を跳ね返した矢野監督は「チームにとってもむちゃくちゃ大きな1勝になってくると思う」ヒーローの梅野はお立ち台で「明日も勝つばい」とファンに約束。九州男児に二言はない。必ずや有言実行してくれるはずだ。
