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メッセンジャーが復帰戦で完投勝利
侍の魂を持った頼れる助っ人が帰ってきた。先発を任されたのは4月19日の巨人戦で右腕に打球を受け、翌日に登録を抹消されたメッセンジャー。中5日を好む投げたがりの右腕にとっては特に長く感じたであろう中14日の期間を経て1軍マウンドに立った。ファームでの調整登板もなくぶっつけ本番となったが大黒柱に心配は無用。DeNA打線に得点どころか安打すら許さない快調なピッチングを披露した。
援護したい打線は3回に糸原の安打から1死満塁とすると福留が技ありの一打をレフト前に運び先手を取った。
「ランディが頑張ってくれているので、何とか先制したいと思っていました。良い所に落ちてくれて良かったです」
メッセンジャーは5回の先頭打者に四球を与えたが1、2塁間の打球はセカンド・糸原が、三遊間の打球はサード・大山が好守備で抑えこの回も無失点で切り抜ける。するとその裏に3つの四球で1死満塁とし2者連続の押し出しで2点を加えた。
さらに6回、相手の失策で出塁した近本が盗塁を決め、糸原の進塁打で3塁に進む。またしても無安打でチャンスを作ると糸井の打球は前進守備の三遊間を抜けるラッキーな安打。クリーンヒットなしでリードを広げ、その後2死1、2塁から梅野がセンター前に綺麗な適時打を放ち5点目を奪った。
大量援護を受けたメッセンジャーは7回に1点を失いはしたがその裏の打席に立ち、8回もマウンドへ。球数が100球を越えてもきっちり3人で抑え、9回も1番から始まったDeNAの攻撃を難なく三者凡退。復帰戦とは思えぬ投球で見事な完投勝利を挙げた。
「マウンドでは力み過ぎないことを心掛けているよ。今日はバックの皆さんがしっかり守ってくれたのでチーム全体の勝利だと思っています」
大型連戦の真っ只中であることに加え、前日まで3連投のジョンソンがベンチを外れていただけに矢野監督も「みんな休養出来ましたし、チームにとってもランディにとっても大きいと思います」4人のリリーフ陣を注ぎ込んだDeNAに対し、こちらは消耗なし。明日は3連勝を祝う六甲おろしが聞けそうだ。