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6回に逆転するも終盤に暗転
21勝18敗の貯金3で同率2位、上へ行くためにぜひとも叩いておきたい広島との直接対決で、大事な初戦のマウンドには西が立った。移籍後初白星は4月7日の広島戦。しかもこの時は1点も許さない完封勝利だった。西にとって広島は良いイメージで臨める相手だ。
初回と2回を三者凡退、3回は先頭打者に死球を当ててしまうが素早い牽制で走者の動きを封じ、1死後のバントに対しては好フィールディングで併殺を奪う。西はテンポ良く序盤を9人で片付けた。4回に1点を失い先制こそ許したが打線もすぐに反撃の姿勢を見せる。
その直後に2死1、2塁とすると梅野がライト前に安打を放つ。2走・大山は同点のホームを狙ったが相手の好送球に阻まれ惜しくもタッチアウト。5回にも2死2塁と得点圏に走者を置いた。どちらも得点には結びつかなかったが3度目のチャンスは逃さない。6回に1死満塁とすると梅野が三遊間を破る。
「みんなが繋いでくれたチャンスだったので、還すことができて良かったです。西さんもずっと頑張ってくれていたので、打つ方で援護できて良かったです」
西の好投を支える女房役が同点の一打を放てば、マルテもレフト前への適時打で続く。
「チームの為に、ファンのみんなの為に打つことができて良かったよ」
連続適時打で試合をひっくり返した。逆転してもらった西は7回を三者凡退、味方が得点した直後のイニングをしっかり抑えた。完投勝利も見えてきたかに思えたが、球数が100球を超えた8回につかまってしまう。継投に入った9回にも追加点を奪われ苦しい展開に。
8点差を追う9回の攻撃、木浪と近本が四球を選び走者をためたがさすがに大量ビハインドは跳ね返せず。セリーグは試合前の時点で1ゲーム差に4チームがひしめく大混戦、明日はメッセンジャーで必勝を誓う。