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追い上げ届かず交流戦白星締めを逃す
交流戦ラストゲームは初回、2死から打線がつながった。糸井が四球を選ぶと大山がレフト前への安打でつなぐ。チャンスを拡大しマルテがセンター前に適時打を放つ。
「チャンスの場面だったし、強引にならないようにコンタクトすることを意識したよ。ランナーを還すことができて良かったね」
クリーンアップの3人がきっちり仕事をこなし先制に成功した。このまま波に乗りたいところだったが2回に適時失策で同点とされてしまう。先発・ガルシアは粘りの投球を続けていたが5回に勝ち越し点を献上、打線も初回に先制したもののその後は2回1死3塁、4回2死1、2塁、5回2死2塁とチャンスは作るがあと1本が出ず追加点を奪えない。
1点ビハインドで迎えた6回、ガルシアが1死から5連打を浴びて無念の降板。「調子は悪くなかったが、大事な所で粘る事ができず、チームにもブルペンにも申し訳ない気持ちです」2番手の岩崎も長打を打たれビッグイニングを作られてしまった。
6点差をつけられたが7回、途中出場の原口の安打から2死1、3塁とすると大山が適時打を放ち1点を返す。8回には木浪の適時打2塁打で点差を詰め、さらに1死満塁とチャンスを作る。一発が出れば同点の場面で陽川は初球から積極的にスイングしたがライトフライに倒れ、大山は空振り三振。右の大砲のバットから快音は聞かれなかった。
終盤の3イニングは守屋、島本、浜地の若手リリーフ陣が強力西武打線を相手にパーフェクトリレー。反撃へリズムを作り、打線は相手を上回る13安打を放ちながら逆転には至らず、交流戦を白星で締めることは出来なかった。
負け越しとなった交流戦だったがリリーフエースのジョンソン、抜群の勝負強さを誇る福留が万全の状態でない中でも力のあるパリーグ球団と渡り合ってきた。5日間のブレイク期間後にはさらに力強くなった姿を見せてくれるはずだ。
