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2夜連続の逆転サヨナラならず
前日にソラーテの一撃で劇的なサヨナラ勝ちを収め、勢いに乗ってゲームに入りたいところだったが先発の青柳がピリッとしない。梅野の構えたミットよりも甘いコースに投げてしまい先制を許す。ビハインドを背負う展開となってしまった。
それでも2点を追う4回、先頭の近本が四球で出塁すると1死後、盗塁を決める。得点圏に走者を置き糸井がセンター前に適時打を放つ。今日は38歳の誕生日、年齢を感じさせない一打で超人たる所以を見せつけた。
打線はその後5回には糸原、梅野の連打で走者をため、6回には先頭の近本が安打を放ち、攻撃の起点は作る。しかしどちらも併殺を喫してしまいチャンスを広げられない。
青柳は10安打を浴びながらも6回を3失点。「初回からリズムが悪く、毎回ランナーを背負う苦しい投球となりましたが、先発投手として最低限の役割は果たすことできたかなと思います」
甲子園が沸いたのは7回だ。福留の安打とマルテの四球で無死1、2塁。さらに糸原の送りバントで1死2、3塁とチャンスを広げる。一打同点の場面で梅野の打球は飛距離十分のセンターフライ。3走・福留がタッチアップで生還し1点差に迫った。
投げては終盤の厳しいイニングで若手リリーフ陣が好投する。7回は守屋がピシャリと三者凡退に抑え、8回、9回は前日にプロ初勝利を挙げた浜地が無失点。
4番から始まった最終回の攻撃は2死からマルテが安打で出塁。さらに糸原の安打で代走・植田は3塁へ。糸原は盗塁を決め、2死ながら2、3塁と一打逆転の場面を作った。しかし2夜連続の逆転サヨナラ勝ちまではあと1本足りず。ただ矢野監督は「うちはつないでが持ち味。諦めないというのは見せてくれたんじゃないかな」と粘りを評価した。明日の先発は藤浪。予告先発が発表されるといつもより大きな歓声が上がった。矢野監督も「晋太郎もいろんな思い持ってマウンド上がると思うんですけど、良い顔して投げっぷり良く投げてくれたらいいかなと思います」豪速球復活に期待だ。
