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中谷が値千金の勝ち越し本塁打
試合開始直後、先頭打者に安打を浴びても先発・西は慌てない。1死2塁から巨人打線の中軸である丸、岡本を連続三振。左右の強打者のアウトローへ完璧にコントロールされた見事なストレートを投げ込んだ。
打線は2回、先頭の糸原がラッキーな内野安打で出塁し、北條が送りバントを決める。さらに高山が繋いで1死1、3塁とすると梅野がライト前に適時打を放つ。
「初回のピンチを凌ぐことができたので、その良い流れを掴みたい場面で打つことができて良かったです」
女房役に先制点をもらった西は、なおも続くチャンスにスクイズを成功させ自らのバットでリードを2点に広げた。
4回に同点を許すと中盤は互いに無得点、2-2の同点のままイニングか進む。勝敗を分ける次の1点はラッキーセブンに生まれた。7回2死から代打で登場した中谷が値千金の勝ち越し本塁打をレフトスタンドに運ぶ。
「追い込まれてしまったので、なんとか粘って塁に出ようと思っていました。同点の場面でしたし最高のホームランになって良かったです」
さらに8回はマルテの2塁打と糸原の送りバントで1死3塁とし、相手のワイルドピッチで1点を追加。2点リードの9回は「これだけたくさんのお客さんが入ってくれてるんで満足して帰ってほしい」という藤川が貫禄のあるピッチングで締める。現役最多となる235セーブ目を挙げ、逃げ切りに成功した。
巨人相手に分の悪い戦いが続いていたが、痺れる展開の試合を競り勝った意味は大きい。良い流れに乗り、明日は岩貞が先発マウンドに上がる。矢野監督は「この前ブルペンで見た時はすごく良いボール投げていたので、明日は腕振って思い切って行ってくれると思います」と話しており奪三振ショーに期待がかかる。