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得意の形で逃げ切りに成功
4月28日以来となる1軍マウンドで岩貞のストレートが唸りを上げた。初回と2回は先頭打者に安打を浴びたが後続を断つ。3回は三者連続三振を奪うなどエンジン全開。その後も安定感抜群の内容で6回を3安打無失点、きっちり試合を作った。
「長期離脱をしてしまい、チームに迷惑をかけてしまいましたが、この甲子園で投げることを目標にやってきました。野手の方々も盛り立ててくれたので、テンポ良く投げ切ることができました」
四球を1つも与えず球数も71球と余力十分、これだけ良いピッチングをしてもらえれば攻撃にもリズムが生まれるもの。打線は4回、福留が3塁打で出塁しマルテの内野ゴロの間に先制のホームを踏む。5回には2死1塁から近本がライト線へ適時3塁打を放ち中押し点を奪う。
「打者有利のカウントだったので、思い切って打ちにいきました。貴重な追加点となって良かったです」
7回に2番手の岩崎が2死満塁としたが、ジョンソンが一発のあるゲレーロを三振に仕留めピンチを脱出。イニングを跨いだ8回も3人でピシャリと抑え巨人打線を手玉に取る。「自分の仕事が出来ました。ファンの皆さんが作り出す最高の雰囲気の中で出来て嬉しい。50試合登板は驚きですけどもっともっと投げたいと思います」2点のリードを保ち9回はもちろん藤川がやはり三者凡退、最後はアウトローに突き刺さるストレートで見逃し三振を奪いNPB通算セーブ数を236に伸ばした。
勝負所のチャンスで得点し強力リリーフ陣で逃げ切る、らしい野球でカード勝ち越しを決めた矢野監督は「いい形作れましたし、来週1週間、精一杯やり切れるよう頑張ります」首位の巨人を叩き、次はビジターゲームで2位のDeNA、3位の広島相手に連勝を目指す。