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メッセに送る白星でCS出場に王手
崖っぷちからマジック2。確実に歩みを進めCS出場を手繰り寄せてきた。
初回は先発のメッセンジャーが先頭打者を見事な三振に打ち取り、大歓声を浴びる。NPBで過ごした10年間のキャリアの有終の美を飾った。大和魂を持つ助っ人からマウンドを引き継いだ高橋遥は2死3塁のピンチを招いたが、センター前に落ちそうな打球を近本がナイスキャッチ、好守でピンチを切り抜けた。
2回は先頭打者に安打を浴びたものの次打者を併殺打に打ち取り後続を断つ。リズムに乗ってきたがその裏の攻撃で高山、梅野の安打で2死1、2塁とし高橋遥に打順が回ると矢野監督は代打・原口を打席に送る。
5回2死で好リリーフを見せたガルシアに打順が回ると、走者はいなかったがここでも矢野監督は代打を起用。すると陽川はベンチの期待に応えレフトスタンドに先制の本塁打を叩き込む。
「2死だったので、何としても塁に出ようと思ってました。その結果が最高の形になりました」
6回にも1死満塁から高山がセンター前に2点適時打を放ちリードを広げる。
「僕の技術で打ったヒットではなく、メッセ（メッセンジャー）への思いと応援してくれているファンの方々の声援が後押ししてくれたヒッ
トでした」
さらに梅野もセンター前適時打で続く。
「ランディー（メッセンジャー）といつもバッテリーを組ませてもらっていたので、ランディーへの恩返しができて良かったです」
4-0の7回には大山の2点本塁打でダメを押す。大量リードに守られたリリーフ陣は安定感抜群で6回から8回は岩崎、ドリス、ジョンソンとつないで中日打線に得点どころか安打すら許さない。9回に藤川が3点を失ったものの勝敗には影響せず、得意の形で逃げ切りに成功、CS出場へ王手をかけた。
今季最終戦の先発は青柳。明日も総力戦で何としても勝利を収め、CS出場権を掴み取りたい。
