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明日につながる崖っぷちからの猛攻
初回は共に三者凡退。伝統の一戦、第2ラウンドは先発・ガンケルの好投で静かな立ち上がりとなった。
4回と5回に1点を失いリードを許すが5回の攻撃で甲子園が沸いた。2死から近本が安打で出塁。俊足の走者を出すと北條がセンター左へ2塁打を放つ。打球はフェンスに直撃しており、近本は一気に3塁も蹴る。1塁から長駆生還を狙ったが惜しくもホーム手前でタッチアウト。矢野監督はリクエストを要求したが、リプレイ検証しても判定は覆らなかった。
大きな反撃機を逃すと6回にガンケルが手痛い3点本塁打を被弾。「ジャイアンツはやっぱり良い打線だったし、簡単にアウトになってくれないなと感じた。球数も多くなってしまったし、追い込んでからのボールも甘くなってしまったから、反省して次に生かせるようにしたい」
その裏に2死1、3塁から梅野が右方向へ安打性の鋭いライナーを放つがこれも相手の好守備に阻まれてしまう。
残り3イニングで5点ビハインド、試合の主導権を握れないまま終盤を迎え8回にも2点を失った。
それでも7点を追う9回に諦めの雰囲気はない。まずは先頭の大山が右中間へ大飛球を放つ。柵越えはならなかったもののフェンス直撃の2塁打となった。この後、1死1、2塁から代打・高山の適時2塁打で1点を返し、なおも走者が2人いる状態で近本がライトスタンドに叩き込む。土壇場で見せた猛攻に巨人ブルペンは大慌て。この回だけで投手を3人注ぎ込み、最後は守護神のデラロサを引っ張り出した。
前日の試合から入場制限が緩和され、この日は今季最多となる20064人の観衆が甲子園に詰めかけた。日曜日の明日も上限に近い入場者数が予想される。大勢のファンの目の前で宿敵相手に連敗を喫するわけにはいかない。先発予定の秋山のピッチングに託す。