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理想的な試合運びでカード勝ち越し
不動の切り込み隊長ながら打率はまだ1割台前半で、前日の最終打席には代打を送られていた。期するものがあったに違いない今日の試合、近本は第1打席でファンを沸かせた。2球で追い込まれたが3球目のチェンジアップをライトスタンドに叩き込む。
「チームに勢いをつけるために先頭バッターとして出塁するという気持ちで打席に立っていますが、先頭打者ホームランという最高の結果となりました」
今季第1号は先制アーチ。幸先よく先手を取った。
先発のガンケルはコントロール良く安定感のあるピッチングで序盤3回を無失点。4回に味方の適時失策で1点を失いなおも1死満塁とピンチは続いたが勝ち越し点は許さない。同点の6回2死1、2塁の場面も落ち着いて切り抜けた。
するとその裏、2死1、2塁のチャンスを作ると「ガンケルが抑えてくれてたんで、何とか追加点と思って打席に立ちました」という陽川がレフト前に適時打を放ち勝ち越しに成功。オープン戦で打率.357と結果を残し、開幕2戦目にアーチを描きながら今日がようやくの初スタメン、層の厚さに埋もれていたが爆発する日は近そうだ。
勝ち投手の権利を得たガンケルは7回先頭の右打者を三振に仕留めたところでお役御免。内容のある92球を「良い選手たちが後ろで守ってくれるので、気楽に投げることが出来て同点でしっかり抑えて最後、勝つことが出来て良かったです」と振り返っていた。
1点リードの7回には糸原の適時打で加点し3-1と中日を突き放す。岩貞、岩崎、スアレスと繋いだ自慢のリリーフ陣はパーフェクトリレー、理想的な試合運びでカード勝ち越しを決めた。
次カードは甲子園での巨人戦。矢野監督は「久しぶりに甲子園に帰れますし、僕たちの元気な姿をまだまだ規制はありますけど、球場でもテレビやラジオ、いろんなところで応援してもらえると思うんで元気を届けたいですね」昨季の王者を叩き、この勢いを加速させる。