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猛打爆発で記録尽くめの大勝利
3連敗を喫し開幕ダッシュにもさすがに陰りが見えたか。そんな不安は悔しさを胸に秘める2人の選手が吹き飛ばした。
初回、近本の2塁打と糸原の引っ張った内野ゴロで1死3塁とすると、マルテがレフト前へ適時打を放ち1点を先制。もちろんこれだけでは終わらない。大山、サンズの安打で満塁とし佐藤輝がインコースのストレートに詰まりながらもライト前に運ぶ。前日の試合では大事な場面で適時失策を犯してしまっていただけに「絶対、ランナーを還すという強い気持ちで行きました。昨日の悔しさもあったんで今日は打てて良かったです」これで2者が生還し3-0、この後さらに1死満塁から木浪が走者一掃の3点適時2塁打を放つ。「悔しい気持ちでずっと準備していたので、今日の1打席目に結果出すために準備してきたので、思い切って打てた結果が打てたんでホントに良かったです」ルーキー・中野の出場が増える中でも準備を怠らず、スタメン
起用に即結果で応えた。いきなり打者11人を送り込む猛攻で6得点、強烈な先制パンチをお見舞いした。
試合の主導権を握ると勢いはもう止まらない。2回以降も佐藤輝の2点適時2塁打などで次々と加点する。5回には板山の今季初安打となる3塁打でチャンスを作り、スタメンの中で唯一安打の出ていなかった糸原の適時打で12点目。先発全員安打に加え佐藤輝はプロ初の猛打賞、育成契約から支配下選手登録された小野寺もプロ初出場を果たした。最終的にチームとしても18安打、13得点はどちらも今季最多。投げては大量援護を受けた伊藤将が1失点でプロ初の完投勝利を挙げた。「長打を打てる打者が多いので、低めに丁寧に投げる意識で投げました。3連敗で止めることが出来てチームに貢献出来て良かったです」
勢いのつく勝ち方で再び貯金を10とした矢野監督は「良いムードで明日戦えることは間違いない」佐藤輝は「今日のような勝ち方を増やして、首位を突っ走っていきたいと思います」と力強く宣言した。明日の先発は今季4戦4勝のガンケル、連日の快勝に期待が高まる。
