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怪物撃ちも後半の競り合いで及ばず
韓国経由の本格派助っ人、アルカンタラが甲子園初登板。注目の立ち上がりは初球の150km/hをレフトスタンドに運ばれてしまう。いきなり先制を許したが猛虎打線は序盤から注目の好投手にプロの洗礼を浴びせた。
ロッテの先発は高校時代に163km/hをマークし、プロ初登板となった前回の試合ではストレートの平均球速が150km/h超えだった佐々木朗。ポテンシャルの高い2年目右腕に対し2回、大山とサンズの連打で無死1、3塁とすると佐藤輝がレフト前に同点適時打を放つ。
「速い真っ直ぐに対して、しっかり自分のスイングができたと思います。先制された後だったので、すぐに取り返すことができて良かったです」
将来は間違いなく球界を代表する選手になるであろう2人の初対決は怪物スラッガーに軍配が上がった。この回さらに2死1、2塁からアルカンタラがライト前に弾き返すと2走・サンズが勝ち越しのホームに生還、試合をひっくり返した。
3回には先頭の中野が四球で出塁し相手の守備の乱れで3塁に進むとこのもらったチャンスを逃さない。サンズのライト前への適時打で加点しリードを2点に広げた。
5回に1点を返されるが直後の攻撃では四球とワイルドピッチで2死ながら得点圏に走者を置き、再びサンズに打順がまわる。勝負強い助っ人はライトオーバーの適時2塁打を放ち早くも猛打賞。チームとしても佐々木朗の常時150km/h台を計測するストレートに振り負けることなく7安打、主導権を握ったまま試合を折り返した。
しかし4-2とリードして迎えた6回にアルカンタラが同点とされ、2番手の岩貞が勝ち越しを許す。8回にはイニング跨ぎとなった馬場が一発を浴びてしまう。
2点を追いかける直後の攻撃では先頭のサンズが安打で出塁し代走の江越が初球で盗塁を決める。絶好の反撃機に矢野監督は代打攻勢を仕掛け反撃を狙ったがロッテリリーフ陣を攻略には至らなかった。
交流戦最初のカードで勝ち越しは逃したが明日からはDH制のビジターゲーム。迫力を増した打線の力で白星を重ねたい。