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大山が特大弾も痛かった初回の失点
首位ターンを決めて迎えた後半戦はロハス・ジュニアの好プレーで幕を開けた。広島の1番・野間の放ったレフト線への打球をダイビングキャッチ。打力を期待される助っ人が守備で魅せた。
バックの好手に助けられた先発の西勇だったが立ち上がりにつかまり4点を失ってしまう。この一戦の重要性は熟知しており強い思いを持ってマウンドが上がった分、それが裏目に出てしまった。
「後半戦のスタートだっただけに立ち上がりを大事にいきすぎてしまい、大胆さに欠けてしまいました。大事な初戦でチームに迷惑を掛けてしまいました」
それでも2回以降は立ち直り、5回の先頭打者に一発を浴びた以外は6回までパーフェクト。気持ちを切り替え打線の反撃を待った。
エースを救いたい打線は序盤にサンズや大山が大きなフライをレフトに飛ばすがオーバーフェンスはならず。4回まで0行進が続いていた。待望の反撃は5回、先頭の大山がレフトスタンドまで上段まで飛ばす特大の一発を放った。
「高めのボールをしっかりと捉えることができました」
手応えバッチリの一撃は打った瞬間にそれと分かる見事な弾道、沈黙していた打線を鼓舞した。すると佐藤輝が2塁打で続き、6回にはファームで7月の月間MVPに輝いた島田が安打で出塁、糸原はライトフェンス直撃の3塁打を放つなど遅まきながら反撃の姿勢を見せた。
しかしリリーフ陣が踏ん張れず、点差は8点に開いてしまった。大きなビハインドを背負ったが最後まで諦めない。9回はサンズ、大山が四球を選んで走者をため、2安打と当たっていた佐藤輝が適時2塁打を放ち2点を返す。声援を送ってくれるファンの期待に応えたかったが反撃もここまで。後半戦は黒星スタートとなってしまった。
明日の先発はニ保。エキシビションマッチで好投しチャンスを勝ち取った新戦力が救世主となることに期待したい。
