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3発8得点の援護を受け青柳が2桁勝利
防御率1.87はリーグトップ。堂々たる成績を残す先発・青柳にはさらなる追い風が吹いていた。今季のDeNA戦は3試合に登板し2勝0敗、防御率1.35。京セラドーム大阪では通算3度の先発で19イニング無失点、防御率はもちろん0.00だ。立ち上がりに走者をためたが無失点で切り抜け、2回は三者凡退。今やエースと呼べるまでに成長した青柳を打線も序盤から援護した。
2回2死からロハス・ジュニアがレフト前に安打を放つ。続く木浪が左中間の真ん中に打球を飛ばすと、ロハス・ジュニアは激走。3塁ベースを蹴り、一直線にホーム突入を目指す。頭から滑り込んで先制のホームへ生還した。
3回には先頭の近本がDeNA先発・濱口の得意球を一振りで仕留める。チェンジアップを強く叩いた打球は右中間スタンドに飛び込んだ。この後、中野の安打から2死2、3塁とチャンスを作ると好調な助っ人が相手バッテリーにプレッシャーを与える。ロハス・ジュニアの打席中のワイルドピッチで3点目を奪った。
試合の主導権を握っても攻撃の手を緩めない。5回に近本の安打と中野のセーフティバントで無死1、2塁とし、サンズの適時2塁打で2点を追加。さらに大山が右中間へ2点本塁打を叩き込んだ。強烈な中押しで4点を加えスコアは7-0。前半で試合を決めた。
大量援護を受けた青柳は6回まで無失点ピッチングを続ける。7回に2死満塁から2点適時打を浴びたものの大勢には影響なし。8回にはロハス・ジュニアの今季4号でダメを押し、リリーフ陣も8回はアルカンタラ、9回は小川のリレーが決まる。投打に隙のない試合運びで逃げ切りに成功。節目の10勝目を挙げた青柳は「チームが勝ったことが嬉しいですし、ずっと13勝というのを目標に挙げているので10勝は通過点として良かったなと思います」と頼もしい言葉を残した。
3本塁打を含む11安打で8得点を挙げた打線に矢野監督は「良い形で出来たんで明日につなげてもらいたいですね。今日みたいに早い回にしっかり打って(先発の)伊藤将をバックアップしていく試合にしたいですね」明日もルーキー左腕をしっかり援護して連勝を3に伸ばしたい。