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粘って終盤に見せ場も追いつけず
連日のロースコアの接戦となり追いかける展開の中、粘りに粘り抜いた。
先発の青柳は立ち上がりに適時2塁打を浴びても必死にゲームメイクする。2回以降も安打こそ許すがホームを踏ませない投球を続け、6回を2失点にまとめた。「初回から先制点を与えてしまったので、全体的にはランナーを出してからもなんとか粘ることができたと思いますが、良い流れを作る投球ができなかったことが反省です」
青柳の粘りに応えたい打線は好調な近本と糸原が安打を放つなど毎回のように走者は出すもののあと1本が出ない。無得点のままイニングが進んだが、前日と同じく終盤に大きな山場が待っていた。
2点を追う8回、先頭の近本が2本目の安打を放ち出塁すると1死後、糸原が四球を選び走者をためる。このチャンスにマルテが三遊間を破る適時打を放ち1点を返す。「前の打席ではチャンスを潰していたし、1点ずつ返せばまだ試合は分からないから、何としてもランナーを返したいと思っていた。自分の仕事ができて良かったよ」それまでの3打席は走者を置いた場面で凡退していたが4番の仕事を果たした。
その裏の得点した後の大事な守備では、3番手の岩貞が先頭打者の福留に大きな打球を飛ばされるが、球界屈指の守備範囲を誇るセンター・近本が右中間フェンスに張り付きながらジャンピングキャッチ。これぞプロの技と言える大ファインプレーでチームを救う。1-2と1点差をキープし最後の攻撃へ望みをつないだ。
9回は島田から始まり、マウンド上には中日の守護神・R.マルティネス。前日と同じ状況で島田が出塁することは出来なかったがまたしても逃げ切り態勢に入った相手を攻め立てた。1死から梅野が四球を選ぶと矢野監督は代走に植田、代打に糸井を起用する。この時点でベンチに残る野手は坂本と原口の捕手陣だけ。全ての戦力をぶつけても同点、逆転には至らなかったが底力は発揮した。明日も全員野球でカード勝ち越しを目指す。