試合情報

一軍試合速報

TOP > 試合情報 > 一軍試合速報

FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。

  • 最新のスコア
  • テーブルスコア
  • 試合経過
  • ベンチ入り選手
  • 選手コメント
  • 戦評
  • 熱狂メーター

大山の一発で9回に大逆転勝利

半年に及ぶペナントレースも残り29試合。ラストスパートへ村上が先発マウンドに上がった。本来は精密機械のような制球力が持ち味だが球がやや高い。立ち上がりから得点圏に走者を背負い、2回には先制アーチを被弾してしまう。それでも要所ではインコースに決めるなど高い集中力を発揮。しっかりゲームメイクした。

打線は3回に村上がチーム初安打を放つ。5回には坂本が四球を選んで出塁したがDeNA先発のケイを攻略出来ない。7回には3巡目のクリーンアップが三者凡退に打ち取られてしまった。

打線の援護がない中でも村上は粘り強く腕を振った。2打席連続アーチを浴びた筒香に対しては60キロ台のスローカーブから入り、鋭い打球もシフトを敷いたショートの小幡が外野には抜かせない。7回も1死1、2塁のピンチに気合いの入った投球で後続を抑える。7回2失点、先発の役割を果たした。

ハートウィグが登板した8回は無死1塁から盗塁を試みた走者を坂本が刺した。この後、走者を2人ためたがハートウィグも踏ん張った。

2点を追う9回は1番から始まる好打順。1死から中野が三遊間への内野安打で出塁し森下が詰まりながらもセンター前に運ぶ。1、3塁とこの日最大のチャンスを作った。佐藤輝の犠牲フライで1点を返し待望の反撃。1点差に迫ると2死1塁から大山がライナーをライトスタンドに突き刺した。今季8号は2点本塁打、土壇場で逆転に成功した。

「しっかり準備してましたし、スコアラーさん含めいろんな方の助けがあっての一打だったと思うので、チーム全員の一打だと思ってます。越えてくれるとは思ってましたけど、入ってくれてよかったと思います」

3-2とした9回裏は鉄壁の石井がマウンドへ。1死満塁と大ピンチを招いたがショートの小幡がライナーをダイビングキャッチ。そして最後はセンターフライでゲームセット。石井が43試合連続無失点と記録を伸ばした。

試合開始から2時間40分以上苦しい時間が続いていたが敗戦濃厚の試合を全員でひっくり返した。明日は早川がプロ初先発。元公務員という異色の経歴を持つルーキーが思い切り腕を振る。