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西勇の1500奪三振のメモリアル飾れず

20年近いキャリアを持つ西勇がこれまでに積み上げた奪三振数は1497個。速球派タイプではないが奪三振能力もある。立ち上がりに犠牲フライを打たれて先制は許したものの初回と2回に1つずつ三振を奪い、3回の先頭打者も2球で追い込んだ。ファウルで粘られた後、決め球に選んだのはボールゾーンからストライクゾーンに入ってくるカーブ。磨き上げた投球術で節目の三振を奪う。プロ通算1500奪三振を達成した。

この偉業を白星で祝いたいところだったがビハインドの展開が続いてしまう。4回には守備のミスが響いて2失点。追いかけるどころか逆に点差を広げられ、西勇は4回3失点でマウンドを降りた。

打線は中野が2打席連続安打を放った以外は4回まで沈黙してしまう。反撃は3点を追う5回だ。高寺の安打から2死2塁とすると代打の嶋村がアウトコースの球にくらいつく。センター前に落とす適時打を放ち1点を返した。

しかし6回に1点を失い再び3点差とされてしまう。それでも8回に工藤が161キロの球を投げ込んで、9回は及川が三者凡退。もう追加点は与えない。最終回の攻撃では前日同様、ファンの声援が選手の背中を押した。西武の守護神、岩城は強心臓の持ち主だがまだルーキー。甲子園の大歓声が作り出す雰囲気を味方につけ2四球をもぎ取り、相手の失策を誘う。1死満塁とこの日最大のチャンスを作った。高寺の内野ゴロの間に1点を返し、なおも2死2、3塁と一打同点のチャンスは続いたが追いつくことはできなかった。

今季の交流戦での甲子園勝利が遠いがこの男なら大丈夫だ。明日は高橋が今季初めて甲子園のマウンドに上がる。