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これぞ森下。劇的なサヨナラアーチ
苦しんだ6月ラストゲームを白星で締め、7月につなげたい。先発マウンドは才木に託した。試合前時点で奪った三振はリーグトップの96個。リーグ屈指の本格派右腕だが立ち上がりはピリッとしない。ストレートを捉えらることが多く、2回に先制を許してしまう。3回にも先頭打者に2塁打を浴びたが中盤にかけて尻上がりに状態を上げた。後続を抑えてピンチを凌ぐと4回から6回までは三者凡退。今季の奪三振数も100を超えた。
この力投に応えたい打線だったが5回までは散発3安打と沈黙してしまう。それでも1点を追う6回、森下が大仕事をやってのけた。3ボール1ストライクからゾーン内にきた球をレフトスタンドへ叩き込む。思い切りの良いスイングと一直線に伸びるライナー。森下らしい一振りで試合を振り出しに戻した。
「ランナー無しの場面だったので、出塁する意識を持って、強引にならないように気を付けました」
1-1の同点に追いついてもらった才木は7回をきっちり三者凡退。やや不安定な立ち上がりから結果的には7回1失点、9奪三振とさすがの投球で先発の役割を果たした。
8回は工藤がマウンドへ。現状のリリーフエースとなりつつある右腕だが勝ち越し打を浴びてしまう。再びビハインドを背負ったがその裏に四死球で走者をため2死ながら1、3塁とすると濱田が詰まりながらもファースト後方に落とす。スタメン起用に応える適時打ですぐさま2-2の同点に追いついた。
「追い込まれたので、何とかバットに当てようと思って当たってくれました。ラッキーと思いましたね」
9回はドリスが抑えて延長戦へ。10回は岩崎が3人でピシャリ。この展開に森下が燃えないはずがない。レフトスタンドへサヨナラアーチを描いた。
「とにかく決めてやるという思いだけで立っていたので、最高の結果で終われて良かったです。甲子園で打つホームランが1番気持ちいいので、これからもたくさん打ちたいなと思います」
明日は伊藤将が中日打線を抑えてくれるはず。7月の戦いへ向け藤川監督は「熱のある野球を、夏になりますからね。我慢もありますけど攻めて攻めて戦っていきたいと思います」。熱戦と白星に期待が高まる。


















