- 金本知憲監督が前半戦を総括
- 2017年07月12日 更新
12日(水)、前半戦最後の試合となる中日ドラゴンズ戦を前に、金本知憲監督がシーズン前半の総括会見を行いました。
金本知憲監督コメント(会見より)
―前半戦現在2位、勝ち越しが6での折り返しになりますが、この数字をどのように捉えていらっしゃいますか。
交流戦明け、負けが込んで貯金が12あったのが半分になり、そこは反省というか、もう少し何かできたのかなというところはあります。
―交流戦終了までは順調だったということでよろしいでしょうか。
そうですね、そこまでは貯金が二桁あったので、割りと順調にこれたと思います。
―その中で手応えといいますか、予想より頑張ってくれたという点はありますか。
リリーフ陣ですね。そこはほぼ完璧な陣容で戦えたというか、みんな本当によくやってくれました。
―なかでも桑原投手は素晴らしいですね。
そうですね。あまり実績のないピッチャーでしたけど、セットアッパーとして7・8回いってくれという期待のもと、十分な結果というか、期待通りの活躍をしてくれました。
―ドリスのクローザーもキッチリはまっていますね。
そうですね。この前の巨人戦ではちょっとありましたけど、一年間やっていく中でそういう試合もいくつかあるかと思いますし、でも期待以上のものは出してくれました。
―一方、先発陣はどのような評価でしょうか。
先発に関しては、去年もある程度の力を発揮してくれて、今年もほぼよくやってくれたと思っています。
―秋山投手が一本立ちしたという感じもありますが。
現時点では、まだ言えませんね。まだ途中なので、一年終わってそう言えるようになってほしいですね。
―藤浪投手がちょっと気になるんですが。
いや、かなり気になってます。やっぱり彼が中心になって連勝をのばしてくれたり、連敗を止めてくれたり、そういう役割をしてほしかったんですが、いろんな迷いや技術的なものとかあると思うのですが、とにかく早く復帰してほしいです。
―ある程度、ファームで結果を残してからになるんでしょうか。
一軍での実績もあるピッチャーですから、結果というよりは内容ですね。
―野手について伺います。去年、監督が多くの場を与えた若手選手、今年はどのように評価しておられますか。
全体的な控えの層はレベルアップできたと思います。しかし、一年間ひとつのポジションをレギュラーとして任せられるレベルには、正直まだなっていないと思います。
―これから夏場がどうかですね。
そうですね。髙山も去年、夏場から調子を上げてきましたし、そこに期待してます。欲を言えばキリがないですが、一年終わった時によく伸びたなと思えるレベルになってほしいと思います。
―なかでもルーキーの糸原選手はいい活躍をされていると思いますが。
慣れないショートで本当によく頑張ってくれていますし、打率はそれほど高くはないのですが、良い場面でタイムリーを打ってくれてますので、そこも予想以上の働きはしてくれました。
―後半戦ですが、ロジャース選手、西岡選手も名前が挙がっていますがいかがでしょうか。
新しい空気というか風を期待しています。野手も競争がかなり激しくなってきますので、誰か競争を勝ち抜いて、レギュラーを確立してほしいですね。
―後半戦の戦い方、キーになる選手を挙げていただけますか。
皆さんご承知のとおり、打線さえしっかり点を取れば戦えるというか、他のチームに全く劣っていないので、とにかく打つことです。いいところでタイムリーを打つ!打って点を取らないとせっかくの強力なリリーフを使えないので、とにかく打ち勝つことです。
―後半戦、強いカープとの三連戦ですが。
開幕も広島、交流戦明けも広島、またオールスター明けで広島戦ということで、なかなかしんどいオープニングになりますが、しっかりチームとして前を向いて目指すは上なので、上を目指して戦っていきます!