- 金本知憲監督2018シーズン終了会見
- 2018年10月13日 更新
13日(土)、ナゴヤドームで行われましたシーズン最終戦終了後に、金本知憲監督が会見を行いました。
なお、金本監督は今シーズンをもって監督を退任されます。金本知憲監督コメント（会見より）
―監督が今シーズンの頭におっしゃっていた「執念」というかたちを今日、選手たちは見せてくれたと思うのですが、いかがでしょうか。
そうですね。接戦を勝ち取る、執念を出して勝ち取るという野球がしたかったのですが、なかなか苦しいシーズンで終わってしまいまして、これは全部、僕が指導といいますか、環境作りの能力がなかったからこういう結果になったのであって、選手たちは本当に一生懸命やってくれました。
―その中でも今日のクリーンアップをみても、若い選手が本当に期待の持てる選手になってきたと思うのですが、いかがでしょうか。
中谷が決めたり、陽川、大山あたりですよね。この3年間目にかけて、朝練に付き合ったりですとか色々して、そういう選手たちが来年以降、芽が出て花が咲いてくれないと僕まで悲しくなりますよね。本当に来年以降で綺麗なすごい花を咲かせて欲しいですね。
―タイガースという球団の中で若手を使っていくというのは、監督としてもすごいチャレンジだったと思うのですが、いかがでしたか。
毎年勝つことを要求されるチームでしたけれど、思い切ってなるべく補強を避けて、若い選手を作っていくという面では道半ばでしたが、これもプロ野球、結果がすべてなので仕方ないと思います。選手はやってくれたのですが、本当に僕の力及ばずで本当にファンの皆さまには申し訳ないと思っています。
―特に1年目は私たちも球場に来るのが楽しくなるような試合が多かったのですが、その中で印象に残っているゲームはありますか。
沢山あったのでこれというのはあまり覚えていないのですが、どうでしょうか。1年目は青柳、昨年は小野、今年は高橋（遥）と彼ら投手の初勝利は覚えているのですが、野手は毎日のことなので覚えきれてないですね。
―若手にどんな思いを託していこうと思いますか。
苦しい練習も課したりしましたが、しっかりついて来てくれたので自信を持ってほしいと思います。前向きに、若いのですからその若さを出して、就任1年目から言っていましたが、失敗をしなさいと。失敗をしないと覚えていかないので、どんどん失敗をしてチャレンジ精神を持って前向きにやっていってほしいです。
―金本監督にとって、この3年間はどのような3年間でしたか。
やはりしんどかったですね。1年目や2年目は若い選手を見ていると楽しみでしたし、ベテランを見ていると心強かったり色々な思いがありましたが、今年はやはり勝てなかったので一番しんどかったです。
―最後に阪神ファンの方々にメッセージをお願いします。
先ず、応援してくれて本当にありがとうございます。やはり申し訳ありませんでしたという気持ちが一番強いのですが、弱いときにも応援してくれたファンの方々には本当に一番ありがたみを感じます。
