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矢野監督がオーナーへ2020年シーズン終了を報告
2020年11月12日 更新

12日(木)、阪神電鉄本社(大阪市)において、矢野監督が藤原オーナーへシーズン終了を報告し、その後、揚塩球団社長とともに会見を行いました。

揚塩社長コメント(会見より)

今シーズンは最終的に2位を確保できましたが、巨人の独走を許すかたちになり、大変悔しいシーズンとなりました。コロナ禍の中、6月に無観客でスタートし、7月からは入場人員の制限はあるものの、ファンの皆様にご来場していただくことができました。あらためてファンの皆様の温かい声援が選手にとっていかに大切でいかに勇気づけられるかということを再認識することができたシーズンでもありました。この場をお借りいたしまして、応援頂きましたファンの皆様に厚くお礼申し上げます。
オーナーからは「特別なシーズン、厳しい状況の中、最後まで粘り強く戦ってくれた、引き続き来季も頑張ってほしい。」というお言葉をいただきました。
来シーズンこそ優勝して、ファンの皆様に喜んでいただけるように今季の課題を検証し、チーム力強化に取り組んでまいります。今後とも変わらぬご声援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

矢野監督コメント(会見より)

―矢野監督からオーナーにはどのような報告をされましたか。

シーズンが無事に終了しましたという事と、全力を尽くした結果を受け止めて、来季精一杯戦っていきますと伝えました。

―改めて今シーズンを振り返っていかがでしたか。

特別なシーズンの中、開幕から上手くいかず、苦しいなという思いも強かったです。しかし、選手が粘り、ベンチでも声を出し、1塁にしっかり走り、投手は打者へ向かっていってくれたことが、結果的に2位で踏ん張れたという事だと思っています。もちろん課題は残っていますが、出来た部分もしっかりあり、自分自身も苦しいからこそ学べた年だと思っています。

―今季、特に成長を感じた選手を挙げていただけますか。

野手は近本、大山ですね。近本にも2年目のジンクスがあるのかと思う時期もありましたが、盗塁王も2年続けて獲り、走攻守全てにおいてレべルアップしてくれました。大山は、開幕から少し出ていない時期の悔しさをバネに、ホームラン王を争うところまで成長してくれました。
投手では西(勇)がフル回転でいつも西らしく野手に声かけながらしっかり腕を振ってくれました。藤川球児が抑えができないときにスアレスがいてくれたというのがチームとしてすごく助かりました。投手陣は皆が本当に頑張ってくれました。

―今季引退・退団する選手へ改めて矢野監督からはどんな言葉を伝えたいでしょうか。

寂しく思っています。しかし、皆が残してくれたものは、数字だけではなく、気持ち・ハートもタイガースの良い伝統として残っていくと思いますし、退団していく皆に感謝をしています。

―ドラフトでは佐藤輝明選手を引き当てました。改めてどんな選手になってほしいでしょうか

地元の選手で、これだけスケールも大きく、タイガースファンの皆さんも大いに期待してくださっている選手です。浜風に負けないような打球を打ってもらいたいし、身体能力も高いので全てにおいてスケールの大きい選手になってほしいです。子供たちにも憧れられ、夢を与えられるような選手になってほしいです。

―最後にタイガースファンに来シーズンへの抱負とメッセージをお願いします。

2年続けて悔しい思いをした。その中でも改善できた部分もありますし、失敗無くして成長はないので、失敗をどう活かすかということを選手たちには伝えています。ここからチームがどうなっていくのかをファンの皆さんにも楽しんでいただき、一緒に強いタイガースを作ってもらえればと思います。その力をまた来季も貸してもらえればと思います。