- 桑原謙太朗選手が現役を引退
- 2021年09月20日 更新
20日(月・祝)、桑原謙太朗選手が今シーズン限りで現役を引退することを発表、同日引退会見を行いました。
以下、会見より
桑原謙太朗選手コメント
この度2021年で現役生活を終わることになりました。後悔はありませんが、多少悔いは残ったかなと思う野球人生でした。横浜に入団してトレードでオリックスにいき、最後、タイガースに拾っていただいて活躍できたことがなにより良かったと思います。
─引退を決断された今の気持ちをお聞かせください。
最後までちゃんと投げ切りたかったというのはありますが、自分の中ではやり切ったかなと思います。
─引退を決断された大きな理由は何でしょうか。
9月初めの練習試合で投げた時にまともに投げ切れず、そこでダメだなと思い、決断しました。
─右肘や肩、様々な痛みと戦いながらのシーズンだったと思いますが、この1年振り返っていかがでしたか。
今年、開幕一軍に残れた時点では良かったと思うのですが、そこから思う通りには投げられずに5月中旬に抹消されて、そこからファームでもう一度頑張ろうと思っていたのですが、肩肘ともに痛みと戦いながらやっていく中で、どうしても思い通りにはいかず、辛く感じました。
─9月まで一軍を目指して、頑張ってこられたのはどのような気持ちからでしょうか。
幕が下りるかどうなるか分からないけれど、最後まできちんと試合で投げたいという気持ちがありました。
─2017年には「最優秀中継ぎ投手賞」も受賞、そのシーズンはいかがでしたか。
それまでは何も活躍できず、鳴かず飛ばずでやってきて、金本監督の時に抜擢していただいて、自分の中で精一杯やった結果が、あの年だったかなと思います。自分の中では上出来以上でした。
─矢野監督からはどのような言葉がありましたか。
怪我して投げられなくなって、また投げられるようになったという経緯が、今後プラスになっていくと思うから、そのことを今後に活かしてやっていってほしいと言葉をいただきました。
─14年の中で一番印象に残っているシーンは何でしょうか。
結果が出た試合ではなかったですが、2017年のCS(DeNA戦)の雨の中での登板が一番印象深いです。打たれた試合でしたが、なかなか経験できないところで登板したなという思いでした。
─入団時は、甲子園球場で投げるのが楽しみだと仰っていましたがいかがでしたか。
リリーフカーでマウンドに上がる時に、ファンの方々がすごい応援をしてくれて「すごいな」と思って投げた記憶があります。
─今のブルペン陣に残しておきたい思いや、エールはありますか。
岩貞投手・岩崎投手がいるので心配はしていないですが、中継ぎという1つのチームとして、これからまた阪神タイガースを盛り上げていってもらえたらと思います。
─ファンの皆さんに一言お願いいたします。
7年間応援ありがとうございました。一軍、二軍とも今優勝争いをしている中で、ファンの皆様の応援という力でもっと盛り上げていってほしいと思います。これからも阪神タイガースを宜しくお願いします。