- 中田賢一選手が引退会見
- 2021年09月29日 更新
29日(水)、昨日今季限りでの引退を発表した中田賢一選手が西宮市内で引退会見を行いました。
以下、会見より
中田賢一選手コメント
本日はお忙しい中お集まりいただき有難うございます。17年の現役生活を引退することとなりました。お世話になった3球団とファンの皆様の声援でここまで何とかやってこれたと思っています、本当に感謝しています。
―引退を決断された今の気持ちをお聞かせください。
やりきったという思いが一番で、17年間本当に幸せだったなと感じています。
―引退を決意した瞬間や出来事はあったのでしょうか。
やはり野球選手は一軍で結果を出してチームを勝利に導くことが仕事だと思いますし、それが出来なくなったと感じた事が一番の理由です。
―矢野監督にも引退の報告はされましたか。
しました。若い選手に必ず良い影響を与えてくれたと仰って頂きました。
―リーグ優勝・日本一を経験し、通算100勝利達成も経験されました。17年間はどの様な時間でしたか。
本当にチームに恵まれて、人にも恵まれて幸せな現役生活でしたし、その時々にお世話になった方に感謝しています。
―通算100勝利達成を振り返っていかがでしょうか。
野球というスポーツは団体競技ですが、個人に勝ち負けがつく特殊なスポーツだと思います。しかし、皆さんに助けてもらわないと一人では勝てないので、100もの勝利を皆さんに頂いたと感じています。
―17年間どの様な思いでプロ生活を送ってこられましたか。
現役生活を続けるにつれて、自分の好きな事を職にできているのは幸せなことだなという気持ちが出てきまして、最後はその思いを持ちながら一年一年投げていました。
―練習でも常に手を抜かない姿は後輩も見ていたと思います。
これまでやってきたことは一軍にいようが二軍にいようが変えずにやり続けてきたので、後輩たちが何かしら感じてくれたらなと思っています。
―昨日もファームで後輩たちに声をかける姿が見られました。どの様な思いを後輩たちに伝えられたのでしょうか。
プロ野球が厳しい世界という事は皆わかっていることですが、その中で自分のプロでの生きる道とアピールポイントを見つけてどんどん成長していって、チームの為に自分の為に頑張ってほしいと思います。
―阪神タイガースという球団についてはどの様な思いですか。
なかなか一軍で結果を出せずに申し訳ないという気持ちでいっぱいです。そんな僕に引退試合を設けてくれるという話を頂いて本当に愛のある素晴らしいチームだと思っています。引退試合は辞退しましたが、最後の2年間挑戦させて頂いて本当に感謝しています。
―最後に、3球団全てのファンの皆様にメッセージをお願いいたします。
17年間、本当にご声援ありがとうございました。ファンの皆様のご声援にマウンドで助けられた事が本当に何十試合あったと思っています。ランナーを溜めてハラハラドキドキさせるタイプのピッチャーだったので、その様な思いをさせてしまったことをこの場を借りてお詫びしたいと思います。暖かい声援を頂き本当に感謝しています。