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岡田彰布監督が前半戦を総括
2023年07月17日 更新

17日(月・祝)、阪神甲子園球場での試合前に、岡田彰布監督が2023シーズン前半の総括会見を行いました。

岡田彰布監督コメント(会見より)

―前半戦を終わって単独首位での折り返しですが、ここまでを振り返っていかがですか。

良いときと悪いときの差が激しい前半戦だったけど。現状、チーム状態は良くないんだけど、でもまあ今日の段階で10個の貯金があるということは、総合的にみると良い前半戦だったかなあと思っています。

―手応えを感じる部分はどのあたりですか。

いやいや、手応えはあんまり感じてないです。(笑)今の状況ではね。

―5月は9連勝を含む19勝で月間最多タイ記録、あの月を振り返っていかがですか。

これはもう全然出来過ぎでね。あんな上手くいくことは1年間でもそんなないような5月だったんですけど、その反動ではないですけど、これは絶対流れの悪くなるそういう時が来ると思っていたのでね。そのあたりは本当に辛抱して、なるべく貯金を減らさないようにというか、そういう気持ちでいかないといけないなとあの時点では思ってましたね。

―近本選手、湯浅選手の離脱で苦しい状況もありましたが。

開幕からいくとローテーションで伊藤(将)が出遅れたんで、そういうのを入れるとほんとに全部の選手が揃ったことなかったしね。青柳にしろ、今の西(勇輝)にしろですけど。
ファームで後半戦へ向けて調整してると思いますので、そういう意味では後半はそういう選手が戻ってきて、近本しかりですけど、ある程度戦力が戻って来てくれると思うので。
その中でも調子の悪い選手もいますけど、当然個々で上げていかないといけない。もうちょっとベストメンバーというか、そういう形で後半はどっしり戦っていきたいと思います。

―前半戦の投打のMVPを挙げるとするとどの選手になりますか。

打つ方は、5月ぐらいまでは1、2番が機能してね、それが1番の得点力かなと思ってたんですが、ケガなどでそれ以降はあまりにも調子が悪かったのでいないですけど、ピッチャーは、新しい力というか、大竹と村上でしょうね、やっぱりね。

―開幕前に予想してした以上の活躍でしたか。

大竹に関しては、ある程度開幕からローテーションに入れるつもりでいたんですが、ここまで勝つとは思ってなかったですけど。まあ、1年間ローテーション守ったことがないんで、これからはちょっと間隔を空けたりしないといけないと思うし。
村上に関しては、第2先発的な感じで開幕スタートしたんですが、青柳とか西の調子とかそういうのがあって、最初の東京ドームでのチャンスをモノにしたのですが、なかなか打線の援護で勝ち星は取れてないですが、勝ち星、負け数関係なしに凄い戦力になってくれているので、そこは一番助かりましたね。

―後半戦のキーマンになりそうな選手は。

打つ方は、普通は夏場にピッチャーが1回落ちてくるので夏場は打線が奮起してもらわないと困るんですけど、奮起というかそういう意味ではこれはもう全員なんで。キーマンというか、また開幕は青柳で行くつもりなんで、青柳にまた後半はずっとローテーションで先頭に立って引っ張っていってもらいたいと思いますね。

―後半戦に向けての課題は。

課題というか、簡単なことでまずヒットを打つ。ランナーがセカンドに行けば、その次の選手がヒットを打ってバッターを返す、そういう積み重ねで本当にシンプルな形をもう1度を作れるような、そういう活発なゲームにしたいですね。

―アレに向けた後半戦の意気込みをお願いします。

まだそんな意識するようなね(時期じゃない)。後半といっても、夏のロードとかありますが、そこを乗り切って勝負は甲子園に帰ってからだと思っているので。投打もう一回、一からじゃないんだけど、良い時の感じを思い出すような感じで。まあ自分らの今の力が普通に出せるように、こっちもバックアップしていって。良い時もあったわけですからね。そういう感じでゲームが出来るように、みんなでやっていきたいと思いますね。