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「SMBC日本シリーズ2023」優勝会見
2023年11月05日 更新

5日(日)、「SMBC日本シリーズ2023」でオリックス・バファローズを下して38年ぶりの日本一を果たし、岡田彰布監督、近本光司選手、大山悠輔選手、村上頌樹選手、青柳晃洋選手、シェルドン・ノイジー選手が会見を行いました。

以下、会見より

岡田彰布監督

―38年ぶりの日本一を成し遂げました。実感をあらためてお願いします。

38年というと生まれてない選手がほとんどなんですけど。入団5年目ですかね、27歳で選手会長だったんですけど、初めての日本一ということで、その感動は今でも忘れもしないんですけど。あれから38年経ったのかなっていうね。
今年は、まあそこまで考えてなかったんですけどね。まず優勝をアレと言ったんですけど、まずこのセ・リーグ制覇というのを目指してスタートしたんですけど、それはまあ達成できて、その後ね、クライマックスを勝ち抜いて、なんとかもう一度日本一をと。
正直、オリックスという3連覇しているチームなんで、これはもうちょっとやばいっていうか、相当強いというそういうのであったんですけど、やっぱり一年間の集大成として最後ね、みんな自分の持ち場の役割というか、タイガースはほとんどメンバー変えなかったんでそういう意味で、一年間通してやってきたことをね、最後の最後ね、本当にみんなが力を発揮してくれて、そういう結果が最終的に今日のゲームに現れたと思いますね。

―日本一の胴上げというのは、リーグ優勝の時の胴上げとはやっぱり違う感覚はありますか。

1回やって慣れてたのか、だいぶ上がってましたね。いや本当に全然違いましたね。

―その強いオリックス相手に第7戦までもつれる激闘となりました。用兵とか采配でいつもとは違う重圧はありましたか。

実際やったことは5戦まで変わらなかったんですけど、3勝2敗で王手をかけた後、まあ先発ピッチャーが投げれるような状態だったので、昨日今日は先発2枚でいったんですけど、まあそういう意味でまた最後の2戦の京セラはちょっと違った投手起用もあったんですけど、CSも機会がなかった青柳がね、7戦目いくかどうかわからなかったんですけど、そういう機会が本当に来たのでね。今日ミーティングのあと青柳を監督室に呼んでね、もう楽しんで、もうとにかく攻めて。今年は3月31日に京セラで青柳でスタートしたシーズンなんでね。最後、もう思いっきり楽しんで、イニングとか関係なしで投げてくれ、そういう激励はしましたけどね。

―本当に集大成の戦いぶりをこの乗るかそるかのゲームでやってくれた選手たちに、どんな言葉をかけたいと今感じていますか。

まさか宮城投手からあのような展開になると思わなかったですね。2点取れるように頑張ろうとね、もうそのそういう心の中で思ってたんですけどね、それをね今日の青柳と2番手伊藤で。
青柳で6回7回でいったんですけど、そこでね2点取ってね、その点を守り切るというか、そういうゲーム展開になるかなと思ったんですけど。ノイジーのホームランこれはびっくりしましたね。

―監督としては、球団で初めて選手と監督で日本一を経験することになりました。それから2人目の日本一監督になりました。達成感はいかがですか?

日本一というか、タイガースの歴史からしたらもっとなってないといけないと思うんですけど。速攻で一番最初に電話かけてきたのが吉田監督だったですね。非常に喜んでました。

―その日本一のウイニングボールは、今、お手元あるのでしょうか。

いやどこ行ったかわからない。

―最後ノイジー選手が捕りましたよね。

最後みんな立っていたので見えなかったんです。ノイジーが捕ったか近本が捕ったかわからなかった。

ノイジー選手
最後は自分のポケットに入っていました。

―ノイジー選手、監督に渡す予定はありますか。

監督がもし欲しかったら。

ーだそうですが、監督

多分アメリカに帰る前までに持ってくると思います。

ータイガースファン、それからこのプロ野球最高峰の戦いを最後まで見守ってくれたプロ野球ファンにメッセージをお願いします。

そうですね、やっぱり最後7戦まで行ってね。本当に最後の最後までプロ野球を盛り上げるというかね、久しぶりの関西ダービーというのもあったし、なんかすごく注目を浴びる日本シリーズになったんですけど、そこでね、本当にどっちが勝っても本当におかしくないようなそういうゲーム展開でね、パ・リーグの覇者とセ・リーグの覇者が本当にしのぎを削って本当にどっちに転ぶかわからないというそういうゲームをね。
携帯にも楽しませてもらった、感動を有難うというそういう言葉が多かったんで、まあそれは日本の野球っていうかね。それに対して本当に素晴らしいゲームができたことに感謝するし、まあたくさんの人に応援してもらったと思うんですけど、そこにも感謝したいしね。まだまだ今年はこれで終わりますけど野球界盛り上げいくためにもタイガース頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

近本光司選手

―では、続いて近本選手に伺います。日本一を勝ち取って個人としてはMVPです。今の心境をお聞かせてください。

そうですね。まず日本一になったというか、この第7戦で勝てたっていうのがすごく嬉しいです。優勝した時はホッとしてるっていうふうに思ってましたけど、今回は嬉しい限りです。

―それはやっぱり相手を強さからくる感情なんですか?

そうですね。簡単にはいかないと思ってたんで。まあ難しい試合展開になるだろうと思ってたんで、最後は本当に勝ちきることができてで、それで日本一になれてすごい良かったと思います。

―そのうれしい勝利の瞬間、みんながわーっとマウンドで走っていく中で、ゆっくり外野から歩いてこられましたよね。

最後3アウトとってゲームセットなったっていうのに本当にホッとした、良かった、よっしゃ勝てた!っていうのでパッてマウンド見たらもうみんな集まってたんでね。
これ、今から走っても絶対間に合わないなと思ったんで、それよりもね、ゆっくり球場の雰囲気だったり、ファンの皆さんの歓声というのをね、僕は一番味わえたと思って。
むしろここをゆっくり走るのが僕なんじゃないかなと思ったんで、そういうのもしっかり味わいながら、また特別な瞬間だったと思います。

―しかし、それにしても凄まじいまでの打ちっぷりでしたけども、振り返っていかがですか。

そうですね。監督はいつもいつも通り、いつも通りって言ってるんですけど、シーズンとは違う待ち方だったり、打ちにいく感じだったりっていうのをシーズンとは違う形になったんですけど、去年まで結構初球からどんどんいってたんで。短期決戦というのはピッチャーはどんどんいい球、どんどんいいカウント有利に投げてくる。僕はそこを待ってしっかり打ちにいこうという風に決めてたので、シーズン通りにはいかなかったなと思います。

―このあと日本一のビールかけの音頭取りが待ってます。意気込みお願いします。

前回優勝した時に考えてましたけども、もう雰囲気で今回も一言でいきたいと思います。

大山悠輔選手

―続いて大山選手に伺います。日本一達成です。今の気持ちからお願いします。

ホッとしてますし、すごい嬉しいです。

―リーグ優勝の時は確か涙があったと思うんですが、今回は笑顔笑顔でした。そのあたりはどうですか。

また違った感情というか、本当に毎試合毎試合苦しかったですし、大変な試合でしたけど、本当に最終的に勝って日本一になってチームみんなで喜べたっていうのがすごい良かったですね。

―やっぱり4番として特別な重圧がこのシリーズかかりましたか。

4番でしたけど、本当にチームみんなに助けられた4番でしたし、僕は僕なりのできることをしっかりやろうと思って、日本シリーズだけではなくて、今年一年間やってきたつもりなので、今日の内野安打1点だったり自分らしさが出たと思うので、そこは良かったですけど、本当に一年間みんなに助けられたなっていうのが正直なところです。

―シリーズ中盤あたりから、こういいところで打点を稼ぐ1本が出るスイッチが入ったように思ったんですけど、なんかこうきっかけとなる1本あったのでしょうか。

必死にやった結果ですし、そういう場面を作ってくれたのがチームみんななので、そこで打たないといけないと思ってましたし、打てて良かったなと思います。

―これでレギュラーシーズン、クライマックスシリーズ、日本シリーズ全試合4番で完走です。これはいかがでしょう。

初めて4番を打たせてもらった時に、シーズン途中で打順が変わってしまった悔しさというのがやっぱりずっと持ってたので、それを今年一つ達成できたっていうのはすごい良かったと思います。

―ということは、やっぱり大山さんの野球人生にとって大きな一年になったということもよろしいですね。

それはもう間違いなくこの一年っていうのは大きなものになりましたし、また来年まだあるので、今年の経験っていうのは生かしていかないといけないと思うので、またしっかりやりたいと思います。

村上頌樹選手

―続いて村上頌樹投手に伺います。日本一です。今の気持ちから教えてください。

(今日)試合には出てはなかったですけど、皆さんのこと信じて応援して日本一になれて嬉しかったです。

―先発ピッチャーの軸としての役割を今回任されました。振り返っていかがですか。

軸かどうかわからないですけど、初戦を任されたりして、しっかりチームに勢いづけられるように投げたいなというふうには思ってたので、ただ必死に投げていました。

―初戦の白星はチームにとって非常に大きかったと思います。達成感はいかがでしょうか。

相手ピッチャーも山本由伸っていうことで気持ちも入りましたし、そこで勝てたら勢いに乗るかなと思ったので、野手の皆さんもたくさん点を取っていただいたので、楽な環境で投げさせてもらいました。

―その山本投手とは2試合投げ合いましたが、そこで得た収穫はありますか。

1試合目は勝てましたが2試合目は負けて、投げる球だったり気合いの入り方であったり、そういうのを横から見させてもらって学ぶことがたくさんあったので、この悔しさをまた来年に繋げていきたいなと思いました。

―この一年でものすごくたくさんの経験をされたと思いますが、今年の経験を今後もプロ野球人生にどうやって活かしていこうと考えていますか。

この悔しさであったり、嬉しさは、これからの自分の練習次第だと思うので、そこの練習をしっかり負けた悔しさを忘れず、やっていきたいなと思ってます。

青柳晃洋選手

―では、続いて青柳選手に伺っています。まさにチームを日本一に導く力投だったと思います。振り返っていかがでしょうか。

CS、日本シリーズとずっと登板機会がなかったので、最後、監督が本当にいいところに登板させてくれたので、その期待に応えようと頑張っただけです。

―監督が直接監督室で言葉をかけたというお話が再三出てますが、その時の青柳投手の気持ちってどんな感じだったんですか。

そうですね、もちろん気持ちは入ってたんですけど、監督から一言でさらに入りましたし、僕で始まったシーズンを青柳で終われるっていうのを言ってもらえたので、そこは粋に感じて、もう初回から自分が出せるパフォーマンスをしっかりやろうというふうに思ってました。

―そのポストシーズン初登板、結構間が開いた不安感とその日本シリーズ大事なところで投げられるというその楽しみどっちが勝ってのマウンドだったんでしょうか。

いや、もちろんどっちもありましたし、僕の中ではその日本シリーズに登板してる(村上)頌樹だったり(伊藤)将司だったり、そういうピッチャーを見ていてやっぱり羨ましいという気持ちの方が大きかったので、本当にこの日本一が決まる最後の試合で登板させてもらったっていうのは、自分の中で本当にいい経験になったかなと思います。

―立ち上がりやっぱり難しかったですか。

今年は特に初回に、初回に、と言われてたので、何とかそこを切り抜けたので良かったかなと思います。

―紅林選手にインスラが決まりましたよね。あれどうだったんですか。

いやぁ気持ちよかったですね。

―色々考えることが多かった一年だと思いますが、こういう終わり方で終わった。改めていかがでしょうか。

最後の試合に先発出来たというのは、巡り合わせだと思いますし、監督の粋な計らいだと思うので、終わりよければすべて良しではないですが、最高の気分で一年間終われたかなと思います。

シェルドン・ノイジー選手

―では、最後にノイジー選手に伺います。38年ぶりの日本一を決めた試合で大活躍した。今の気持ちから教えてください。

本当に嬉しいですね。このような機会をくれたスタッフの方々、ここ日本でプレーする機会をくれたスタッフの人たちも本当に感謝してますし、あとチームメート、本当に最高のチームメイトとこういう結果で終わることは本当に自分の中でも嬉しいと思います。

―シリーズ最後の勝負の2試合で2試合連続のホームランで計5打点と荒稼ぎ、なんとなく、シリーズ終盤に向けて状態が上がってきてる感覚はありましたか。

そうですね、終盤につれて自分の中に自信っていうのはついていきましたし、その中でプレーができたっていうのは大きかったですね。またこの最後シーズンの最後にね、自分の全力を出し切る、そういう舞台でしっかり自分のプレーができたっていうのは良かったと思います。

―日本シリーズでホームランを打ってくれたタイガースの外国人選手っていうのは何でも前の日本一の1985年のバース選手以来らしいです。そういう意味で球団史に名を残したということも言えると思うんですが、いかがでしょうか。

先ほども言いましたけど、ここまでこれたのは自分と一緒に戦うチームメイトのお陰だと思っているので、その中で自分が一員になれたことを本当に嬉しく思います。

―最後に最高の締めくくりになりました。この日本のプロ野球の感想、印象を最後に伺ってもいいですか。

野球としてはあまり違いはないかなというところですが、確かにあちらはもうちょっとパワーのことを重視した、というそういう意味では違いはあるんですけどね。やっぱり得点を防いだり、得点につなげたりという意味では、やっぱり野球は一緒だなというふうに感じました。